徒然雑記



2001年分
――2002年 1月分 2月・3月分 4月分 5月分 6月7月分 8月〜10月分 11月〜12月分
――2003年 1月分 2月分 3月〜4月分 5月分 6月分 7月分




8月28日

※恐怖

 エンストは嫌ぁぁぁぁぁ!
 うちが使ってる車は中古のスターレットなのですが、これがそろそろヤバいようで。
 いや、クーラーは熱風しか出ないわ、時代は既にMDなのにカセットテープしか聞けないわで、かなり哀しい車なのですが、最近頻繁にエンストまでするようになってしまって。頼むからカーブ曲がってる最中と、後ろから巨大トラックが迫ってる最中にばかりエンスト起こさないでください。マジ怖いから。


※こんぺ

 超短編作品完成。これで勝負掛けます。
 我ながらこれ以上のものはもう書けません。さあ、こい!  で、こんぺは何時?
 え? まだだいぶ先?


※色々

 僕はイーグルが発見できなかったのですが、とりあえず京極夏彦の「続巷百物語」と安芸一穂の「戦旗」の完結編。他数冊購入。まだ第六大陸は見当たらなかったので、明日買ってきます。


※某SS

 投下完了しました。
 すみません、事前とサブタイが違います。全然辿りつかなかったので、さらに分化しました。




8月27日

 うわっ、僕はイーグルの最新刊、もう出るんだ。てっきり数年待たされると思っていたので、これは嬉しい。
 明日買いに行きます。

※漫画

 で、久々に漫画単行本を購入。「よつばと!」です、よつばと。
 雑誌の方は見てないんで初見だったんですが、あーこりゃ面白いわ。あずまきよひこだわ。
 いやいや、この何度繰り返して読んでも笑ってしまうテンポの良さは失われてませんね。4コマじゃなくなってどうなんだろうと思ってましたが、いやー好き勝手やってるやってる(笑)

 サンデー連載中の獣医漫画「ワイルドライフ」で一話に出たっきり出番がなくって、てっきり存在自体がなかった事にされたのではと恐れていた幼馴染の宝生姉さんがついについに再登場(泣くな、おれ!)
 しかも、ちゃんと鉄生にもろ惚れてらっしゃるじゃありませんか。まさかこれほどストレートな話になるとは期待してなかったんで、意表を突かれました。看護師さんが鉄生に恋愛感情を抱いているか非常に微妙な所なので、これを機に関係も変わってくるんでしょうか。幼馴染属性としては宝生姐さんを応援するのでありますが。がんばれキャビンアテンダント!!
 ってか、密かにこの漫画サンデーでも1、2位を争うエロさだな、おい。


※死のロード

 ロードの辛さ云々を語り出すと、実際には広島カープなどの長期ロードの凄まじさには筆舌し難いものがあって、阪神の死のロードなんてちゃんちゃら可笑しいんですが(加えて今では移動手段や宿泊施設も充実しているから疲労云々は通常と変わらないと言ってもいいらしい)、やはりこれだけ負け続けるとなると、精神的なものなんでしょうねえ。
 だって甲子園に帰って来た途端に、ちゃんとしたゲームやるんだもんさ。







8月26日

※ウォーターボーイズ

 先週の次回予告で「俺達、調子に乗り過ぎだった」と意味深な事を言ってたので、どれほど調子に乗ったのかと思いきや、全然そんな事はなくて。今まで否定しかされてこなかった中でようやく周囲に自分達の活動が認められて喜ぶのは当然で、別段眉を顰めるような目に余る行動というのは全然取っていない。
 前から思ってたんですが、このドラマってイイ意味で等身大なんですよね。これほどフィクションっぽい内容にも関わらず、それを構成しているパーツは凄く等身大で作り物めいたところが全然無い。変に過剰なところが全然ないんです。
 例えば、主人公の母親は教育委員会の幹部なんですが、だからと言って家庭では普通のお母さんで特別厳しい訳でもなく、特別甘いところもない。本当に普通のお母さん。家庭も本当に普通。当初はシンクロに反対していた、というかシンクロやってるって知らなくて予備校に通ってると嘘をつかれていたんですが、その嘘がばれた時の反応もドラマっぽくもなく、変に脚色したドキュメンタリーぽいうそ臭さもなく、何と言うかああ子供に嘘つかれてたらこういう反応するよなあ、って凄く納得してしまうような演出だったんですよ。その後、息子のシンクロに対する真剣な思いを知って、怒り苛立ちながらも段段と理解を示してくれる様子にも。
 母親だけでなくて、わりと大筋ではどの人物描写も等身大。
 酷く等身大な面と面白可笑しい現実にはあり得ない演出が実に見事に噛み合ってる。その点だけでも凄いです。

 しかし、最初の方の孤立無援。周りには味方が殆どいなくて、侮蔑と冷笑ばっかりだった状況を考えるなら、本当にこいつら頑張ったんだなあと実感できます。水泳部なんかシンクロを目の敵にしてプールを使うことすら出来ず、田中は鼻で嗤いながら潰しに来てたし、母親には頭から否定され、先生方には目くじらを立てられ、生徒達からは冷たい目で見られて、しかも同好会員は立松との二人だけ。加わった留年先輩なんか水恐怖症で水に顔も付けられない。人数が足りなくて、文化祭参加に申し込み出来ないどころか同好会としても認められない。それ以前に練習する場所すらない。とまあどうしようもない状況と一つ一つクリアしていって、気がつけば……。これって青春・スポ根ものの王道かもしれませんが、これほど見事に描いた作品を私は他には知りません。
 今日に関しては、主人公のお父さんが本当に格好良かった。初めて怒りましたね。でも、怒ってもこのお父さんらしく一瞬だけ。でも、この台詞がもう感動してしまいました。説教じゃないんですよ。参りましたよ、まさかそういう台詞をここで吐くとは。本気で脚本家を尊敬します。このいつもヘラヘラと笑ってる冴えない公務員のお父さん、当初からそれとなく息子を応援してくれてたんですよね。母親に黙って息子がシンクロ続けていたのを偶然知って、前から勉強で使うからとねだられていたラジカセが、実はシンクロで使うものだと知ってしまいながら、それについては何も言わずに買ってきて息子に渡したり、他にも色々と母親にバレないように庇ってくれたり、バレた時には取り成してくれたり。
 いつも本当に冴えなくて母親には頭が上がらないのに、何故かこの人すっごい格好イイんですよね。
 ただ、これだけずっと庇って応援してきた人なだけに、あのシーンで息子を庇ったり励ましたりする台詞ではなく、ああ言った台詞を吐かれたのには、見ているこっちからすれば余計にインパクト受けました。参った、密かに格好いい格好いいと思ってましたが、これほど格好良い人だとはさすがに思っていませんでした。お見逸れしました、参りました、凄いです、尊敬します、本当に格好いいです。なかなか他人には分かり難いかもしれないけど。お母さん、見る目あります、あなた。


 追記:今回、密かに麻子フラグが立った模様?


※首相候補

 なんだか、自民党総裁選挙の行方が些か個人的な視点なのだが面白くなってきた模様。
 小泉さんの対抗馬に擁立するべき橋本派が自由投票。ここで微妙に高村正彦氏の名前が高くなってきている。実はこの高村氏、私的にはかなり注目している政治家だったりする。どうやら報道受けはしないらしく殆ど新聞紙面では書かれていないし、書かれても前面に押し出すための華が無いみたいな書かれ方をしているのだが、今小泉以外で首相やらせたら面白いんじゃないかな、と思ってる。
 どんな人かは、まあ興味があったら調べてみてください。色々と面白いです。主に外交で名を挙げてる人なので、内政面ではどうなのかと言われると、ちょっと分からないとしか言えないのですが。
 味の素事件はこの人が収拾した、と思ってるのは私の思いこみでしょうか。
 法相時代のこの人が、ワヒド大統領と会談して発言を引き出した直後から、あっという間に事態が収拾されてしまっただけに、ライブで「おおっ、すげぇこのご時世にちゃんと政治家してる人がいる」と感心してたのですが。
 ただ、高村派自体が少数派閥なので、もし罷り間違って政権取れても思う通りにやれるかというと、ちょっと心配なんですが。
 でも、本当に実力があったら意外とやれるもんなんですけどねえ。小渕さんみたいに。




8月25日

※サモンナイト3

 アズリアが仲間にならなくて意気消沈。
 にしてもこのゲーム、2のハサハからさらにグレードアップして、尋常ならざる萌えゲーを化しています。
 キャラの萌え度が洒落になってません。くそっ、いいだろう、受けて立とうじゃないか。何十周でもしてやるさ!!
 二週目こそはアズリアで行くさ!! アズリアアズリア♪

 それにしても、近年ではオカマ=漢がデフォルトなのでしょうか?
 最近やたらめったら、出てくるオカマオカマ、みんな一本芯の通ったすっげー格好イイのばかりなんですけど。
 このサモンナイトのスカーレルもイカすオカマさんなんですわ。あーこりゃこりゃ。
 アティ先生の際にはスカーレルでクリアするのもいいかもしれない。

 他にもどう見てもラハール殿下だったりする子供や、パッフェルさんショックに見まわれたりやら、人妻に初めて萌えてみたりとか、色々大変です。


※月姫こんぺのしぐるどさんの所の作品予想。

 私のが唯一の複数投票だったのですね。6票中2票なのだから、やっぱ似てるのかしらん。
 神城蒼さんにも頻りに私の作品とは思わなかったと意外に思われたみたいですが、自分ってどんなタイプのSS書きだと思われてるんでしょうね? なんか気になってきました。しぐるどさんの自分の作品予想というのは、確かに自分がどんな作品を書くと思われてるかってのを窺うには最適な手段なのかも。
 あ、でももっと直接的に、八岐はどんなタイプのSS書きだと思いますか、とアンケートしてみるのもいいかも…………いや、『電波』で埋め尽くされると嫌なので、やっぱやめておきます。
 いや、実際は以前から電波、あんたオカしい、変態、とか言われたりもしてたので、今回ので電波のレッテルを貼られたのでしょうか、などと言われると、逆に「そうか、まだ電波書きと衆知されていなかったのか」と安堵しちゃったりしちゃったり。
 しかし、同時に自分では今回全然電波なつもりがなかったので、世間一般的にはあれでも充分電波入ってるのかと、色々な意味で戦いております。


※死のロード
 いやー、今年も負けた負けた。正直、前半あれだけ勝ってなかったら真っ青なわけで、在る意味去年の二の舞にもなりかねなかったので、怖かったです。でも、7月でもなく9月でもなく8月だったのは不幸中の幸いです。まじ助かったぁ。さすがはタイガース、ヤキモキさせるにおいては他の追随を許しません。
 それはいいとして、巨人戦十八年ぶりの勝ち越し。長かった、凄く長かった。しみじみと味わっています。




8月21日

※サモンナイト3

 魚が釣れません、釣れません、釣れません(涙)
 ボタンを連打しても、まったくゲージが上がらず。なんで〜?
 確か2の魚釣りは普通に出来てたはずなのに、なんで〜?
 毎回、ベルフラウに溜息つかれて軽蔑の目で見られるのが辛いです、ハマりそうです。

 やー、それにしても、なんだか面白いんだな、このゲーム。
 ゲームシステムの面白さなど成功の要因は色々あると思いますが、飯塚師の絵柄は大きな成功要因の一つなんだろうなあ。
 現在は6話。まずは教え子であるベルフラウEDを目指してます。ああ、それにしてもアゼリアはいい! 軍学校時代に絶対主人公との間で何かあったと妄想してやる!!



※SS

 最近、かなりモチベーションが低下してしまっている。
 言葉どころかイメージすら浮かんで来ないのだから、だいぶ重症。

 と、以前に書きかけのまま放置してあったのを見つけたので、ちょっと載っけてみたり。





 デモンベインSS


「我が君」
「なんだ、アル」

 薄汚れた部屋である。仮にも探偵の事務所でもあるというのに、壊滅的に貧相だ。無論、雑然とした雰囲気はむしろ探偵の事務所らしいと言えなくもないが、貧乏臭いのはなんとかするべきだろうと、アル・アジフはその悠久を生きてきた経験からそう思う。依頼に来た客がこの事務所に抱く第一印象を、千年という年月が推察させる。いや、こんなもん別に千年も生きてなくても簡単に解かる話なのだが。
 尤も、こんな三流探偵に持ってくるような人間など、よほど人生の瀬戸際に立たされた藁にも縋らん状況の人間か、人格形成に問題のある金持ち娘ぐらいだろうから、別に事務所の美醜など問題にならないのかもしれない。
 そもそも、この事務所に不信感や幻滅を感じる人間はこの三流探偵に依頼しようという結論に至る可能性がない。
 つまり、この男が大金持ちになるどころか、人間らしい生活を送れるだけの金品を得る事も金輪際ありえないという事だ。
 それは、すなわち目の前のこれが永久に続くはめになる。

「そろそろ塩スープは飽きたのだが」
「じゃあ、水でも飲んどけ。あ、塩は舐めるなよ。残り少ないから」

 上手そうに塩味の白湯を啜っているのが、逆にスウィートな悲惨さをかもし出している大十字九郎を、アルは無言で見つめた。

「ん? なんだ、アル、食べないのか? 早く喰わないと俺が食っちゃうぞー」

 長かった。長かったのだ。気が狂うほどの時間を耐え続け、この人に再び再会するためだけに悠久の時間を乗り越えて、たどり着いた先が朝晩変わらぬ塩スープ。
 一週間ぶっ続け。
 しかも、昼抜き。

「やっておれるかぁぁぁ!!」
「どわぁぁ、なにテーブル引っ繰り返してやがる!! 俺の晩飯がぁぁ!!」
「塩スープ如きで泣き喚くでないわ! それでも汝は妾の主か! このおおうつけ!」
「何言ってやがる! 晩飯食わないと死んじまうだろうが! てめぇ、俺を餓死させるつもりか! ただでさえカロリー取ってないのに!」
「知るか! 勝手に死ね! 妾はもっとまともなものが食べたいのだ! 永劫の時を耐え凌ぎ、ようやく再会叶ったというに、朝晩塩塩塩! にゃぁぁぁ、せめて砂糖ぐらい舐めさせよ、このどん底甲斐性なし!!」

 求めるものが料理でない時点で、古本もそうとう切羽詰ってる。

「か、かかか甲斐性なしとほざきやがったか、この古本娘! てめえの分食い扶持が増えた所為で、こちとら塩の分量が半分に減っちまったんだぞ!」
「なんと! 妾の所為にするのか!?」
「俺がいいたいのはだ! 一日中家の中でゴロゴロしくさって何もしやがらねえやつにゴチャゴチャ言われる筋合いはねえって事だよ! せめて、家事ぐらいしようとか思わないか?」
「なな汝は、


 と、まあ思いっきり途中で終わってしまってる。続き書こうかなあ。
 自分の難点と言うのか反省点というか、どうにも短いのが書けないんですよね。特に10kb以下の短いの。
 上のだって、このまま書き続けるとまた長くなってしまう予定だし。


 自分の作風と言うか書き方は、言って見れば主に言葉や単語を多用し散りばめ畳み掛ける事で、情景描写や心理描写を浮き立たせる的なもの、と捉えるべきものなのかもしれない。そうやって粗を埋没させて誤魔化しているような気もするわけで。
 とにかく、自分がそういう書き方な所為か、自分に出来ない――例えば、少ない言葉でありありと世界を描き出し、僅かな台詞で人物の奥深くまで垣間見せる。そんな濃密なものを書ける人が凄く羨ましいし、また憬れのようなものがある。
 まあ、自分の書き方もこれはこれで好きなんですけどね。
 でも、いつかは短いのにも挑戦してみたい。そう思う今日この頃。

 相沢和也さんの50のお題、あれは素晴らしいなあ。凄い。




8月19日

※ウォーターボーイズ

 ヴラヴォー!!
 素晴らしい素晴らしい素晴らしい!!
 日本の文化史に名前を残すべきであります、隊長!!

 毎週毎週騒いで悪いんですけどね、これほど素晴らしく笑えて泣けて胸を熱くさせられるものを魅せられて、黙ってなんて居られないっすよ。うわぁぁぁ、もう溜まらんぎゃぁ!
 どうして君はそんなにシンクロをしたいんだ?
 まさに今回はこれでしたね。でも、単純にこれだけに視野が狭まってない。いや、今回は今までの中でも特に構成が優れてたんじゃないでしょうか。キョーコちゃん、大ブレイク。くそっ、いい女じゃないか、じゃないか、じゃないか。
 加えて妹がっ、妹がっ。やべえよ、妹。キャラ面白すぎるよ。前から面白かったけど、顔の使い分け早過ぎるよ(笑)
 そして、なにより一番は田中。というか、生徒会長、敵から味方になった時からもう総てに置いて美味しすぎます、あなた最高です、そして格好イイです。なんであんたそんなに嫌味で皮肉っぽくて冷めてるのに、そんなに純情で熱いんだ、最高だ、素敵だ、惚れそうだ。なにより、自転車のこぎ方が凄すぎだ。なんでそんなにこぎ捲くるんだ(笑)

 あー、若いという事を存分にやり尽くしてる連中って、イイなあ。


※鋼鉄の咆哮2

 これ、空母で戦うと本当に何もやることないですね。暇です、退屈です、なんで19機しか乗せられないんだ(涙)
 圧倒的な航空戦力で、敵艦隊を瞬殺! と思ってたのですが……
 イーグル19機に追いまくられる敵超兵器爆撃機には笑いましたが(w
 そして、ラスボスに勝てない罠。勝てません。アウトレンジ殺法で殺害されます。加えて、陸上からのミサイル攻撃が地味に邪魔で効くんですわ。難しいなあ。


※サモンナイト3

 主人公にも声付けておくれよ〜(涙)
 すみません、買っちゃいました。やる時間ねーっつーのに。
 とりあえず、何週もやるのが前提みたいなんで、いけないアティ先生編は二週目にして、いまいち2の兄ちゃんと区別の付かない兄ちゃん&ベルフラウでレッツゴー。そして、いきなり拳銃娘、こいついいなあと浮気したくなる罠。
 いいさ、三週目で狙ってやる(やる気満万)
 最初だけちょこっとやりましたが、ああこの感じです、サモンナイトです。いいなあ、なんか愉しくなってきた。
 これ、1,2の連中出るんだろうか? 出て欲しいなあ(情報白紙)


※美坂香里はエロい。

 エロいのです。


※温泉

 一応、チマチマと書いてるんですが……
 こんなもん、正気で書けるわけないやろうがぁぁぁ!
 皆さん、私が恥も外聞もなくこういうの書いてると思ったら大間違いですよ〜、我に返るとめちゃくちゃ恥ずかしいんですよ〜、一度書いたらとても見返せないんですよ〜。

 というわけで、イイ具合に理性が飛んだ時で無いと書けないので、私がいろいろなものをふとした拍子に踏み外すまで、気長にお待ちください。


※美坂香里はそれはもうエロい。

 一度、こう18禁描写無しで書いてみたいなあ。





8月12日

※続・月姫こんぺ

 今回は悔しいことに、全部読めなかったんですよね。なんとか読めたのが70作品。
 しかも、TOP3を悉く外していて、読めていなかったという巡りの悪さ。
 んで採点状況は
1点:8 2点:6 3点:9 4点:8 5点:8 6点:5 7点:8 8点:10 9点:4 10点:4

 毎回ですけど、自分は他の人と比べて甘い傾向があるようです。でも、今回は1,2点が異様に多かった。おねこんぺなんか1、2点入れたの5作品だけで、しかも唯一の1点入れた作品はこんぺだから1点を投じたもので、作品単体として見れば9点だったのを考えると……さて。


※第二次遠野大戦

 そこは秘されし女の園、浅上女学院。
 何時の頃からか、女生徒たちの間に一つの噂が広まり、学園には不穏な空気が流れ始めていた。
 とある些細なきっかけから、真相解明のために動き出す秋葉と蒼香。
 はかどらぬ調査、そして見えざる悪意の影。そんな中、突然断末魔の悲鳴と共に倒れる瀬尾晶。寝込み魘される彼女が紡ぐ「にんじん」という言葉。
 そして、総ては始まり、加速を開始する。

 秋葉たちの前から魔法のように姿を消してしまった羽ぴんの謎。
 果たして、晶が視た悪夢の正体とは。
 噂の主、身体の内に666の野菜を栽培する男とは何者なのか。
 トマトが語る、前大戦の未だ知られざる真相とは。

 夢魔とトマトを相棒に、今、殺戮探偵・遠野志貴がすべての謎を斬り払う!

『 第二次遠野大戦!! トマト様がみてる 』 来年春上映予定。



 …………ごめん、でまかせです(w




※ウォーターボーイズ

 若いんですから、情熱を傾ける先がシンクロだけでいいはずがありません。恋をしましょう、恋を。
 というわけで、幼馴染属性保有者としては悶え狂うような展開が加速してきました。あくまでシンクロの公演を目指す熱く笑って泣ける青春モノを貫きながら、加えて 幼馴染→主人公→←幼馴染の親友←シンクロ同士(生徒会長)という見事極まりない四角関係。近すぎて好きな気持ちに素直になれない活発系幼馴染少女、その気持ちにさっぱり気付かず恋路の相談までする鈍感主人公、主人公に好意ありだけど幼馴染少女が彼を好きなのも知ってるお嬢様系天然少女(動向不明)、真面目に馬鹿にお嬢様に恋する元敵キャラ現同志兼皮肉ライバル系生徒会長というまさに王道(?)極まりないシチュエーション。
 演じてる連中がみんなはっきりいって凄く巧いので、演技の下手さで醒めてしまう事もなく……ってか毎週毎週すっげー面白い。
 観てる間、にやけてくる顔がもうどうしようも出来ない。今年の映像媒体(アニメ含む)のマイベストを既に獲ったと断言してもいいかもしれない。それほど面白いです、楽しいです。今まで観たドラマの中では間違いなく最高傑作。伝説、最強。
 個人的には生徒会長の田中が一番贔屓なんですが、出てくるキャラ(キャラとか言うな、でもキャラとしか言えない)もうみんな好きだぁ!!


※武装錬金

 和月氏のギャグってけっこう好きなんですが(以前西部劇の前に掲載した短編はすっげー面白かった) 今回は珠玉の出来。笑った笑った。しかも年上だー。時代はやはり年上なのか。年上だー。
 カズキはホントに観ていて気持ちいいです。近年稀に見るナイスな主人公。


※鋼鉄の咆哮2

 半潜行型の超兵器戦艦の艦名が『ドレッドノート』なのには非常に意味深さを感じたんですが(笑)
 これってやっぱり、元のドレッドノートが、吃水が非常にヤバかった事に因んでるんでしょうか。他の超兵器の名前がヴィルヴェルヴィントやらアルケ云々と方向性がまるで違うので。いや、ハリマもあったので一概には言えないのですが。
 ともかく、このゲームやたらと楽しいです。いやあ、自分こういうのをやりたかったんですよ。艦船を自分で操作して、艦隊戦をやりたかったんですよ。だけにめちゃくちゃ楽しい。
 現在は大和型の船体をベースにした五一糎五〇口径三連装砲を三基装備した上に対空装備を満載した大型戦艦『九十九埼』で大暴れしています。いや、『美濃』とか『越後』とか付けるべきなんでしょうけど、ちょっと傍目が色物だったので、通常のネーミングには抵抗が……
 一度クリアしたら、征途の昭和後期型大和とか、色々作ってみたいっすねえ。




8月10日

※月姫こんぺ

 はい、自作はNo.76「第一次遠野大戦!! 菜食主義者は人喰いトマトの夢を視るか?」でした〜……いいんですか、おい(汗
 いや、なんといいましょうか、ありがとうございますとしか言えないです。ギャグってのは一旦滑ったらもうそれで御終いですので、楽しんでくださった方がたくさんいらっしゃったのは予想外とともに嬉しい。ほんとに嬉しい。
 ホントに五位という順位は予想外でした。
 それというのも今回は、書き始めたのが一週間前で書き終わったのが締め切り過ぎ(w
 それ以前に、書きながらその場で先の展開考えていってたものですから、途中で明らかに容量オーヴァーする事に気付いて、シエル先輩が寝返る展開を初めとして三つほどエピソードを削って、それでも収まらないので表現やら言い回しをこれまた削って改変して。かなり自分としてはストーリーも文章リズムもデコボコになってしまったとヘコんでたんですよ。
 オマケに、締め切りの三時間前にエピローグは消えるわ(涙
 最初は志貴の使い魔になる予定だったりします、トマト。性格ももっと天真爛漫で可愛かったのになあ……(マテ


 しかし、くだらないと斬って棄てられると思っていただけに、くだらねーと笑っていただけたのは何度も繰り返しますけど、本当に嬉しい。今回はジャンルで順位は諦めていただけに尚更です。
 そもそも、私は殆どこんぺ対策なるものはやらないタイプです。何がどう世間様にウケるのかが具体的な形としてイメージできないんですよ。ついでに、わかってもそれを意識して反映させる筆力がない。結局のところ、好き勝手にしか書けない人間だったりします。
 まあ、でも、私は自分が好き勝手書いた作品をそのままぶつけてそのまま評価してもらう事で、自分の作風がどう見られているか、そのままの作品でどれだけ上位に食い込めるかを確かめたい、っていうのがこんぺに対する私のスタンスなものでして、別にいいかなと思わないでもないです(w
 んで、そのこんぺ。初参加の第一回かのんこんぺは「シリアスと見せかけて、一撃必殺ギャグ」、次の第二回かのんこんぺは「一場面凝縮型・男の友情シリアスもの」、三回目のおねこんぺは「一年間スパン型・女性脇キャラ苦悩シリアス」という流れで来てましたので、今回はシリアスは却下。じゃあどうするか? とにかく「キャラ沢山」「全編ギャグ・コメディ調」「死ぬほどアホ」で行こうと考えました。そこからどうやってキラートマトが浮かんだのか、我が思考回路ながら謎です。経過も思い出せません。不明です。
 とりあえずトマトが大ボス。後は書きながら考えよう! という行き当たりばったりを締め切りまで時間が無い時にやったのは反省。……でも、行き当たりばったりで書かないと間に合わなかったんだよなあ…うん(w

 タイトルもアホですねー。わざとですけど。
 タイトルだけは、こんぺ対策しました。長くする事で目立つように、それでいながらあんまり積極的に読む気にならないようなものを。そうしたら、期待せずに読んでいただけて「あれ? 題名の割には……」とならないかなあ…と(苦笑)
 その割に「電気羊〜〜」の所の言いまわしをどうするかかなり試行錯誤しましたが。


 ともあれ、いかがわしいタイトルにも関わらずお読みくださった方々には感謝の言葉もありません。
 採点下さった方々、ご感想下さった方々、笑ってくださった方々、まことにありがとうございます。


 ……しっかし、ほんとにくだらない話だなあ(笑




8月9日

※月姫こんぺ

 投票、締め切られましたね。
 えーっと、明言してませんでしたが、一応参加してます。
 今回はあんまりにもやっつけ仕事だったんで、恥ずかしくて参加してるって言えなかったんですよ。
 プロットなしで、書きながら考えるという暴挙の挙句に、締め切り何気にオーヴァーしちゃったし、盛大に※※※※※してたから※※まくったて※※※※※し、送る三時間前にエピローグの部分が消えてしまって、書いてあった部分のが細部まで思い出せず、泣く泣く話を変えるは急いでるから適当だわで……
 さて、明日の発表、楽しみですぅ〜(脱力系)



8月8日

※ 本

『陰摩羅鬼の瑕』を購入。1500円ですぜ、旦那。
オマケに神林長平の『ライトジーンの遺産』を発見したので衝動買い。加えて、『イリヤの空、UFOの夏 その4』『悪魔のミカタ10 It/スタンドバイ』『ビートのディシプリン SIDE2 [Fracture]』『キーリIII 惑星へ往く囚人たち』『灼眼のシャナIV』『学校を出よう!2 I-My-Me』『バッカーノ! 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad』と、九冊購入で7000円弱。
 眩暈がしました。
『ビート』じゃなくて『ポストガール』を買うべきだったかと後悔中。なんかもう惰性だしなあ。両方hpで読んでるんだけど……


 あ、あとPS2の『鋼鉄の咆哮2』、買っちゃいました。艦艇シューティングですぜ、旦那!!
 サモンナイト3も買うつもりだったんだけど、しばらく間を置きます。当分はこっちで楽しむ、と。
 最初は駆逐艦だけしか使えないので、初期装備の陽炎型に【灼風】と名付けて出航。うぁぁぁ、10糎砲、当たらないようぅぅ。雷撃の難しさと、大型艦艇に対する昼間の突撃の無謀さを実感しました。R級、駆逐艦じゃ歯が立ちません(当然


※ SS

 どうもHDのモチベーション上がらないので、思いきってここでウェイランの中篇を放りこむ事にする。そろそろ作中本編でもチョクチョクと顔を出し始める頃なので、キャラ立ても必要だし……という訳で『Happy Days Missing』を書き始める……のはいいんだけど。
 何故、舞台をイタリアにするかな、オレ(汗
 無論イタリアなんぞ行った事があるわけもなく、当然の如く巧いことイメージが湧かない。さて、あいてる時間見繕って図書館に資料集めだ(ハァ
 ……欧州編書く度に、資料集めせねばならない予感(w



8月7日

※バイオハザード

 この傑作ゲームの第一作が発売されたのは私が高校生の頃だったでしょうか。
 すみません。クリアしてないんですよ、これ。この独特の操作が苦手で、どうしても上手く動かせない。
 しかも、当時としては画期的な恐怖を煽る演出の数々に、もう怖くて怖くて(怖がり)
 ゾンビ犬初登場の場面で「うぎゃぁぁぁ」と窓突き破って犬が出てくる度に半狂乱になって銃を乱射して、しかも当たらず食い殺されゲームオーヴァーを何度も繰り返した挙句に断念してしまいました。
 投げ出した理由は操作の難しさ、謎解きのややこしさではなく、思春期特有の繊細な精神が、あの度重なる恐怖に耐え切れなかった所為なのです。ああ、繊細だった若かりし頃(落涙
 いや、マジ怖かったんすよ〜

 で、映画見ました。『バイオハザード』
 いやいやいやいや、これは驚きました。なかなかの良作とは聞いていたんですが、本当にこれは良作でしたよ。
 あくまでバイオハザードという世界観を壊さずに、アクションホラー映画として見事に作りこんでいる。二転三転する展開に、ワラワラと群がってくるゾンビの大群、ゾンビ犬、恐ろしくキマっているヒロインのアクション。そして、ラスト。
 うむむむ、閉鎖空間モノとしてはホントいい出来なんじゃないでしょうか。この手のジャンルでは久々に飽きずに素直に面白いと思える作品でした。


※おねきゅー

 なんといいましょうか。エロゲーマーと言えるほどには数を経験していない私がこう言うのは間違ってるかもしれませんが、これほど人間としてダメな人達が揃ったゲームはないんじゃないでしょうか(w
 エロ以外の部分でも18禁。未成年には危険過ぎます。いけないです。大人がやってもどうかと……。
 多分、これはもうダメになってしまった人がさらにダメになってしまうためにやるゲームなんじゃないでしょうか。それぐらいダメダメ(笑)
 なんとなく汚されてしまったような切ない気分です(w

 さて、カモねえとなつねえをクリアしたところなんですが、お笑いお下劣作品としては満足でも、姉属性としては少々不満です。
 出てくる女性キャラは全員姉キャラという設定なんですが、どうにもこれ設定だけのようで、姉属性を満足させてくれるような姉的な要素は意外にも薄いような気がします。
 多分、前作のすずねえのような姉姉した姉は、ななねえなんでしょうが……残念ながらこの人は初期に三人に分裂して消えてしまいますから、姉を味わえない。分裂した三人の姉 カモねえ、なつねえ、りあねえのV人はというと……うーむ。
 狂ったように甘やかせてくれるんですが、どうにもなんだか……姉って感じがしないんですよね。かもねえは一番姉っぽいんですが、どうしても幼女だし、お子様的要素は抜けてないし。なつねえは甘やかせ方と厳しい態度がアンバランスで、オマケに同年齢にしか思えないし、りあねえはボケボケ過ぎて、しっかり系の姉属性としてはよろしくない。
 姉ゲーのつもりで取りかかっただけに、少々肩透かしを食らった感じです。

 お陰で、目線は鎌倉に行きっぱなし。
 あと、あの女、凄すぎ。ヒロインの概念を木っ端微塵に吹き飛ばしてくれやがりました。




8月6日

※お姉ちゃんの三乗(きゅーぶ)

 というわけで『おねきゅー』はじめました。
 前作『秋桜の空へ』のオミくんを遥かにぶっちぎるかの如く無軌道変人ぷりとダメ弟っぷりを発揮しまくってるミク君がえげつないです。さらに前作のすずねえを時空改変レベルで上回る甘やかせっぷりを発揮しまくった挙句に増殖までして甘やかそうとしているナナねえの凄さに頭クラクラです。ってか、ミィ君の部屋のあのナナねえグッズの数々はなんですか!?
 もう滅茶苦茶です。前作でも大概壊れてましたが、問題にならないレベルです。制作中のスタッフの脳内はどうなっていたのか深刻に疑問です。時空の歪みでなんでもアリかよ!!

 まだ中盤くらいに差し掛かった所で、誰もクリアしていないですが、実はむしろ三分裂姉よりも鎌倉に目がイッちゃってます、ごめんなさい。だって、ドリ子のあの何でも三段活用が異様に嵌るんですもの。三段活用する度に、変わる立ち絵の間というかタイミングに惚れてしまいました。
 そして、謎少女の暴れっぷりにクラクラ。うわぁ、主人公まで増殖かよ。威力が相乗してます(w

 いや、久々にエロげーやってて笑い転げてます。




8月5日

※ウォーターボーイズ

 一生懸命頑張ることは、格好イイ事なのです。
 このご時世、ここまで直球勝負に出るのは立派。なにより、その直球が棒球ではなく、重さ・キレ・スピード、総てが素晴らしい。恥ずかしいくらいに熱い連中、夏だねえ。
 さりげなく幼馴染の女の子も男前だし。うんうん。


※トレマーズ3

 ギャハハハハハハハ。
 いやいや、この手のB級映画に限らず、映画全般に2や3と続いていくに連れて品質は劣化していくものですが、このトレマーズは最高ですな。手を変え品を変え、飽きさせてくれない。明らかに、1とは路線が違うのだけれど、それもまたOK。
 いやあ、面白かった。最後のオチには大爆笑(笑)




8月4日

※武装錬金

 ぶちまけろー
 最近胸がキュン♪ となるようなバトルものと巡り逢う事は少なかったんですが、久々に「胸キュン♪」
 この漫画、確かになんだかんだと文句はあるんですが、やっぱり面白いですよぉ。
 前回の西部劇?モノがまったく興味引かれなかっただけに、来週が楽しみと言う現状は私的には和月氏やっぱヤルじゃん、てな印象です。


※鋼の錬金術師

 錬金繋がり。
 って、同じ錬金術でも全然違うけど。
 いやさいやさ、評判ですので読んでみたんですが、これはこれは。
 面白いッ。
 これはグダグダ語るべき作品ではないね。確かな実力を持つ人の作品について語る必要を感じない。
 読め、それだけだ。




8月3日

※ガン種

 潜水艦戦だな(笑)
 戦艦戦とはちょっと言いがたい。
 今回アークエンジェルがやられてしまったのは、マリュー艦長とナタル艦長の力量差かというと少々疑問。無論、戦術家としてナタルさんが上なのは間違い無いでしょうが、同型艦でありながらあそこまで一方的な展開になったのは、スタッフの違いでしょう。アークエンジェルのスタッフが戦闘経験豊富なのは間違い無いですが、だからと言って能力が高いかと言うと疑問。そもそもが急場でその部署に付いた連中が大半ですし、中にはまったくの素人からCIC要員になってる輩もいる始末。経験は大事ですが、だからと言って基礎教育を受けていないと、どうしても我流ですからいざと言うときに差が出てしまう。高度かつ複雑な戦闘システムを扱わなければいけないだけに、その点は顕著だと思います。ナタルさんの方だって冒頭でスタッフ怒られてたけど、最新鋭戦艦に士官学校出たての役立たずを配任させる訳が無いし、通常は経験豊富な実践経験者を引っ張ってくる。となると、マリューさんがやられてのも仕方ない面があるんじゃないでしょうか。アークエンジェルが第一話からまったく人員の入れ替えやってないし、多く出た欠員の補充もやってないのを考えると、余計にそう思います。
 さて、掲示板でもちょこっと触れたんですが、マリューさんとナタルさんを比べるとなかなか面白い。マリューさんが未熟だったりナタルさんと比べて軍人として才能が無いという話を良く目にしますが、私はマリューがそうそう未熟だとは思いません。
 あの差は視点の違いなのでしょう。あくまで目前の戦闘だけに視点が在るナタルに対して、マリューは目の前の戦闘から派生する様々な事態にも意識が言っていた気がします。軍人は政治に関わるべからずとは良く言いますが、だからと言って政治に全く無関心というのは、仮にも戦争が政治の一手段である以上、なかなかに問題です。戦術的に有効だからと言って、それで政治問題を引き起こし所属する組織を窮地に追い込んでしまうような展開は許されませんしね。
 今までの二人を見ていると、ナタルはあくまで現場の一戦闘指揮官タイプ、対してマリュー女史は戦闘を俯瞰しなければならない司令官や司令長官タイプだと思われます。中でも、特殊な作戦や事変などに対応すべく派遣されるような、つまり現場での政治的判断を求められる独立部隊の指揮官としてはマリューは最適なんじゃないでしょうか。
 一連の優柔不断な態度も、全く命令を受けておらず行動の指針がなかった状況を考えると、無理無かったと思います。逆に言えば、確固としたやるべき事、指針、目的を与えられていれば、その権限内でかなり大胆かつ柔軟な活躍を見せれる人なんじゃないでしょうか。対してナタルさんは優秀ではありますが、戦闘を託すにはこれ以上ないですが、戦場、戦域、作戦を託すには少々不安が残ります。未だプラントと地球の関係が微妙だった時期に、プラント側の重要人物であるラクスを人質に使うという暴挙をやらかしてるナタルさん、ちょっと私だったら怖くて重要なポストに付ける勇気はありません。
 かと言って、マリューさんは逆に目の前以外の事に気を取られすぎてやられてしまう可能性があり、現場の戦闘を任すにはちと怖い。
 詰まるところ、マリューさんとナタル女史のコンビは、かなり嵌ってたんじゃないかなあと思うわけですよ。
 私が人事を左右できる立場なら、マリューさんは艦隊司令官、ナタルさんはその隷下で主力部隊の戦隊司令官を任せたいですな。





8月1日

※ _| ̄|○

 先週の土曜ね、灰羽同盟の最終回だったですよ。録画しましたよ。観ましたよ。野球が三十分延長で撮れてませんでしたよ。
 れ、れれれレキ、レキはどうなったんだぁぁ(号泣)
 時間重なってたからエアマスター断念したのに、これなら両方見れてたでないかぁ(号泣)
 ステルヴィアも弟にビデオ占領されて撮れなかったし……少し夜空を見上げました。
 曇ってて星見えねえじゃん(号泣)


※梨紅さん

 D.N.ANGELです。原作の方はすぐにくっついちゃった大介と梨紅さんでやんすが、こっちはやっとこ18話で遂に遂に。
 ああ、これですよ〜、初々しい恋愛ものですよ〜、梨紅さんですよ〜。昨今、漫画でも小説でもアニメでもドラマでも、ここまでベタな可愛さを有しているキャラは無いんじゃないっしょか。いやはいやは。
 ただ、原作と違って大介の方が、梨沙から梨紅の心が移っていく過程の描写がえらく少ないんですよねえ。なんか、この回で急に方向転換したようにすら見える。それが引っかかるというかちと残念というか。
 梨紅の方が丹念にこれでもかと大介に惹かれていく、また好きだったことに気付いていく様子が描かれているだけに、勿体無かった。
 それにしても、オリジナルキャラのミオがなんかイイなあ。あの喋り方、妙に嵌る(笑)


※ANUBIS

 ゼロシフトぉぉぉ!!
 鬼です。
 千機斬り、敢行中。
 HAHAHA!! その程度の戦力で、このジェフティを止めるつもりかぁぁぁ!


※読書月間


『マルドゥック・スクランブル The second Combustion−燃焼』
『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust−排気』
 ハヤカワ文庫JA  著:冲方丁

 冲方丁に最初に手を出したのは徳間のデュアル文庫から出た『微睡みのセフィロト』でした。思い返してみれば、氏の著作の中ではこのマルドゥック・スクランブルに一番近いかもしれません。しっかりと組み上げられたSFの世界観の中でのサスペンス。最初はとっつきにくいなと思いながら読んでいたのですが、読み終える頃にはどっぷりと氏の世界にのめりこんでいました。
 その後、カルド・セプトやカオス・レギオンなどを書かれ、アワーズで連載中の『ピグリム・イエーガー』の原作も手掛けておられるご様子。味があるんですよね、この人の作品は。派手ではないものの、基本のしっかりした、それでいて独特の文章は容易に読者を魅了してくれます。実力があるということでしょうか。加えて人物描写がまた素晴らしい。無口・無骨・クールと言った性格の人物を描く場合、言っちゃ悪いですが大概の作家がクールを通り越して非人間的な不気味な人形のようにしかなっていません。はっきり言うと、陳腐にしか見えない。だけど、この冲方丁に掛かるとクールや無口、無愛想な人間が面白いように人間味の溢れる、また垣間見える人物になってしまう。そういう人間を書かせたら、もう第一人者と言ってもいいかもしれません。
 さて、本著『マルドゥック・スクランブル』、これの見所はなんだと言えば、もう二巻・三巻を跨いで行われるカジノでの一連のギャンブルシーンと言って間違い無いでしょう。勝利と敗北の創造、ディーラーとの駆け引き、ゲームの流れの観察と支配、運と計算と自身の精神との対決、そしてプレイヤーたちの心を浮き立たせ、解体し、再構築していく圧巻のシーンの連続は、まさに屈指の迫力。
 中でもゲーム、そしてディーラーとの全霊を込めた対決の中で自分を再認識し、新たなる階梯へと至っていく主人公の少女の描写は凄まじかったです。
 読んでいて身震いをする、本年度読んだ中でも屈指の作品でした。


『銀盤カレイドスコープ Vol.1 ショート・プログラム:Rord to dream』
『銀盤カレイドスコープ Vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all?』
 スーパーダッシュ文庫  著:海原零

 レーベルがレーベルだけに、読んでないどころか存在さえ知らない人も多いでしょうが、これぞ埋もれた傑作です!
 私、てっきりなんかアニメでやってる作品のノベル化だと思って手を出してなかったんで、危うく見逃すところでした。
 恐らくは他に類を見ない、フィギュアスケート小説。主人公は、日本フィギュア界で現在の所二番手らへんに位置する新進気鋭の十代娘。ただ、今のところ伸び悩んでいる最中……ってな娘なんですが、はっきり言ってものすげえ傲岸不遜のタカビーです。性格最悪。通常なら薄幸の主人公のライバルとなる陰険娘……ってな役柄が相当だろうという人物。
 とはいえ、基本は常識人だし気が強くてプライド高いという程度で、決して不快な人格じゃないんですが(不快だとそもそも読んでらレナいと思いますが)、これ主人公視点じゃなかったら絶対色目で見るだろうな、という行状の数々をやりまくるやりまくる。主人公だけが悪いんじゃないんですが(悪くない事は絶対ないのだが)、代表選手になりながら完全に日本中を敵に回して、憎まれ役、悪役になっちゃったりします。
 そこらへんのマスコミや協会のお偉方とのバイオレンスな丁丁発止も凄いのですが、何よりもこの作品を傑作たらしめているのが、まさにメインであるフィギュアスケートの演技描写。
 もう、これは読んでもらうしかありません。なんというかもう凄いとしか言えない。読んでる内に惹きこまれるとは良く言いますが、読者ではなく観客の一人になったような気分になれます。参った、参りました。
 なんとこれ、新人賞作品だとか。驚きました。海原零、その名前、覚えましたよ。


 七月は良作が多くて、愉悦の月でした。お陰で、財布がのたうち回ってましたが。
 ざっと娯楽系を振りかえっただけでも、
『楽園の魔女たち』『マリア様がみてる』『戯言使いシリーズ』『DADDYFACE』『灼眼のシャナ』『終わりのクロニクル』『Dクラッカーズ』『フルメタル・パニック』『棄てプリ』『ホルス・マスター』『第六大陸』『流血女王伝』『暁の天使たち』『ちょー葬送行進曲』『R.O.D』『カオスレギオン01』『合衆国再興』『帝国の聖戦5』『アウトニア王国再興録』『ランブルフィッシュ』『消閑の挑戦者』と目白押し。これに林譲治氏の新シリーズと『マルドゥック』『銀盤』が加わるわけですから……って、そりゃ死ぬよ。
 ちなみに、これ意外にも色々と……
 近年稀に見る豊作の月でした。

 さて、今月は京極夏彦の新作が……










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