徒然雑記



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7月28日

 さて、ようやくメタンハイドレート掘削作業も一段落ついて帰ってくることが出来ました、八岐です。
 ミスしてメタンハイドレートに引火しちゃうと、やっぱり日本沈没しちゃうんだろうか、気になるなあ、とつい火を付けてみたくなる気持ちを抑えての日々だったので、苦しかったです。
 なに書いてるんだか、訳わかんないっすよ。
 まあ、どうでもいいとして、また前くらいのペースでSS書いていくつもりなので、よろしく〜。


 で、現在『ZONE OF THE ENDERS ANUBIS』をプレイ中。
 あの超絶的なプロモムービーに魅せられて以来、何時か買うべし(即買うべしにならない所が根性足りません)と思っていたのですが、先日とうとう入手した次第。
 後はもうノリに乗ったBGMとともに「バビュン!」「ギュィィン!」「ビュオン!」「ドガガガ!」「キュキュキュィィンババババ!」「グワン、ドガッ、バギギギ!!」

大暴れ!!

 いや、これは楽しいってもんじゃない。愉しいです。快楽です。愉悦です。
 疾風のように上下左右に駆ける機体。縦横無尽にばら撒くホーミングレーザー。一撃でガードごと敵を粉砕する元気球。左右にダッシュで敵弾を躱しつつ、懐に飛び込みブレードアタック&斬る斬る斬る、滅多斬り!!
 トドメに敵を掴んで振りまわし、壁に叩きつけ、敵に投げつける。ぶつけられてダメージ食らった相手に、ビームの雨を降らす降らす!!

爽ッ快!!

 ちうわけで、しばらくはアヌビスです。

 ところで、「はいだらー」ってどういう意味だ???



 自分の処女作である群星伝。後悔と反省満載の作品ですが、その後悔の中に雛山理緒の扱いがあります。
 アホのように登場人物の多いこの作品、実は著者である自分にとって、彼女は五指に入るお気に入りのキャラでした。
 彼女の役柄は、言わば裏方。直接戦うでもなく、また作戦を練り上げるでもない。兵站計画の構築、生産力の強化調整、そして物資兵力の調達、大雑把に言うとそんな仕事をこなす役柄でした。無論、なかなか話の花形にはなれない立ち位置です。だけど、実際はこれほどかっこいい役どころはないんじゃないだろうかって立場なのです。直接戦う連中を格好良く描くなんて、ワリと誰にでも書けるでしょう。だけど、地味になり易い立場の人間を格好良く書くのは存外難しい。ですが、だからこそそれが描かれたときには、際限なく彼ら彼女らの姿に『燃え』を感じる事が出来る。
 もっと彼女の、『燃え』と『栄え』を描ければ。連載を終えてから、様々な不足を痛感しつつそんな事を思ってます。

『第六大陸1』 著:小川一水  早川JA文庫

 で、そんな地味な立場である技術者、そしてサラリーマンを今一番格好良く描けるのではないかと目する人の最新作がこれ『第六大陸』。
 時は2025年。今だ人類にとって宇宙は遠い存在でした。宙に上がるコストは膨大で、採算の取れない世界はビジネス的には見向きもされず、ただ潤沢な資金力を有する国家という存在が細々と、だが熱意もなく僅かな数の古びたステーションとプレハブ小屋並の月基地を有するのみ。
 ややも改善を見せ始めた地球環境に暮らす人間たちには、宇宙を目指す『目的』が無く、また目的が無ければ宇宙を目指す活力が生まれるはずもなく、宇宙時代などという過去の世代が見た未来の夢は、この時代の人間にとっても遥か未来の夢だった。
 そんな時、一人の少女のお願いが、時代を激変させるきっかけとなると誰が考えたであろう。
 資金は一千五百億円。工期十年で、月に大規模かつ恒常的に滞在可能な基地を!!
 請け負ったのは、世界に誇る技術を持った日本の建築会社。この作品、この会社の社長が言った台詞に総てが表現されてます。

「月に基地を建てる…素晴らしいじゃないか」

 月に基地を造るのではなく、基地を建てる。
 そう、これは月基地開発物語ではなく、月基地土木建設物語。
 国家による大規模プロジェクトではなく、一民間企業によるビジネスプラン。
 そして、その基地とは単に月に滞在し、基地を維持するのが目的ではなく……

 いいだろう。下界の衆生を一堂に集め、沈まない太陽と永久の夜に挟まれた宮殿で、盛大な宴を開くのだ。
 政治家たちのためでも、人々のためでも、地球の大切な自然とやらのためでもなく、ただ小さな女王様のご命令というだけで。
 それはそれで、痛快なことじゃないか。

 有人商業月基地 第六大陸 建築事業の始まりである。

 第六大陸全二巻。まだ一巻だけですが、本年度マイベスト5に敢然と乗り込んできた大傑作!!

 『遥かなる星』著:佐藤大輔に出てくる科学庁宇宙計画調整部長の台詞にこんなんがあります。

 自分の職場についての看板を思い出せ。俺たちは宇宙を冒険したいわけじゃない。好きなように使いたいのだ。選ばれた人間だけではなく、そこらへんで女をひっかけて遊んでいるあんちゃんでもそれができるような準備をととのえるのが俺達の商売だ。この薄汚れた泥玉の上で絶滅しないために

 無論、この『遥かなる星』と『第六世界』ではバックボーンも宇宙を目指す動機も違います。顔を向けている方向だって違うでしょう。
 それでも、誰でもが簡単に気軽に、宇宙へと出かけていける時代の構築。それが根底にあるという意味で似ているような気がします。

 SFでありながら、限りなくFを切り詰めた本作。少し背伸びをすれば叶う夢。貴方は月に住みたいと思いませんか?



『フルメタル・パニック! 安心できない七つ道具!?』

 これの書き下ろしに出てくるジジイの面々、誰か元ネタはあるんでしょうか。ファミリーネームはまんま所属軍に関連する名称から取られてますけど(ロスとかスカイレイとか)。ミスリル作戦部長の爺さんが、例のアーセナルシップ計画の推進者だった人物がモデルだという話もあるので、他の連中もそれぞれモデルになる人がいるのかなあ、と。





7月17日

『宇宙のステルヴィア』 1〜3話。

 控え目な予想を右斜め上に上回って、面白かったです。やっぱり宇宙もの好きなのかなあ。歓迎のシーンは素直にこぶしを握りました。
 まあ、それは置いておいて。光太君です。文月さんの日記を拝見していたので、注意して彼を見てたんですが……た、確かにめちゃくちゃ怪しい(汗
 異様に変です。振る舞いにしても発言の少なさにしても、グループにおける立ち位置の配置まで、はっきり言って制作側が意図的に目立たないよう目立たないようしている風にしか思えない。明らかに変です。これはどの立場の人間を描くにしてもありえない描き方をしているように思えます。
 まだ3話しか観ておらず、情報も極力仕入れないようにしているので、まだこのアニメがどういうスタイルのものかすらわからないのですが、彼は非常に興味深い。今後、注目して観ていきたいと思います。


 ろくごまるに師のためだけに「富士見バトルロイヤル」を購入。まさか、その話で来るとはっ!!
 久々に師の文章を読めた事と、相変わらずの内容に大満足。和穂がぁぁあ
 ちうか『封仙娘娘追宝録』って、中華風ファンタジーの癖に、妙にSFちっくな設定やら展開がありますよね。SFの科の字も知らん自分が言うのもなんですが。
 とりあえず、和穂は眉が細いとまるで別人にしか見えないです。ってか、あの和穂にあんな殷雷、別にいらんやん(w
 フルメタも、まあ作者の趣味に走りまくった内容で(苦笑)
 いや、こういうの大好きなんで、これも満足でしたが。ヤン君、何気にファンです。




7月15日


 もう最高! 絶賛! 身命を賭してもオススメできます!

 ウォーターボーイズ、見れッ!!
 Dクラッカーズ、読めッ!!


『ウォーターボーイズ』

 ちうわけで、本日私は至高を垣間見ました。ウォーターボーイズ、自分の観た中で最高のドラマと位置付けていいかもしれません。以前絶賛した『最後の弁護人』をさらに上回る、そのぐらい面白い。青春です、友情です、笑いです、涙です、恋です、感動です。すべて揃ってます。オールスター!!
 特筆すべきは役者連中、みんな若い奴らばっかりなのにキャラクターがしっかりしてて演技も不自然なところなく皆がそれぞれの役柄を演じきってるところ。こういう学園ものだと下手糞なのばかりで興が削がれる事が多いんだけど、それが皆無。演出・シナリオ・役者みんながすばらしい、面白い、最高ッ! 今、一番来週が楽しみなテレビ番組です。


『Dクラッカーズ・ショート 過日−roots−』 著:あざの耕平

 発売日に買いそびれて近所の本屋からは消滅したお陰で今日まで読めずにいたんですが、ようやく入手。そして、読破。挙句に悶絶。
 巻を重ねるごとにキレを増していくあざの師ですが、もう短編集でも容赦なし。最ッ高です。ああ畜生、震えちまったよ。すごすぎる、この人は。とにかく読んでください。私、この人の作品に言葉を費やすことは恐れ多いですもう。
 キーワードは十円玉とお医者さんゴッコとイカしたオカマ。最近は激烈にカッコイイおかまさんが妙に多くて困っちゃいますよ(笑)

『あにめダ・カーポ』

 観ました。なんかごっつい評判悪いみたいだけど、自分はそれほどとは思わなかったです。というか、素直に面白かったと。
 あんまりダ・カーポに思い入れがないからかなあ。プレイはしたんですが。ええ、面白かったですよ、ほんとに。あれれ?


『第六大陸』 著:小川一水

 な、なんでどこにもないんだ?


『武装錬金』

 正式なタイトルなんて言うんだっけ?
 ともかく、微妙なラインをうろうろしてたんですが、今週ので私的評価は一気にぐっと上向きました。
 元々、主人公のカズキがヒロインの斗貴子を「さん」付けで呼んだ時から「おっ!?」と思ったんですよね。こいつ、身の程を弁えたタイプだな、と。自分、そういうタイプの主人公キャラ好きなんで。オマケにヒロインの性格は偉そうっぽいという諸好み。問題はストーリーなんですが、ちょっと戦いへの持っていき方がぎこちない堅苦しさがあるかなと思っててどうかなあと不安視してたんですが、今回でもうOK。ジャンプにまた楽しみな連載ができました、と結論♪


天地無用・魎皇鬼三期シリーズが開始されるみたいです。アフレコもうやってるって。やっほー!
 で、真・天地無用の続きはいつでるんですか?




7月13日

 びしょ濡れになりました。グッショリ。雨の中では自転車のブレーキは笑ってしまうほど効きません。マジ怖かった(涙


『僕はイーグル1〜3』 著:夏目正隆

 たとえば『亡国のイージス」が腐敗の中の明日への希望の物語だとするならば。
 これは、腐乱の中のひたすらに絶望の物語。
 いや、誇張は多くやりすぎだけど、基軸はこんなんなんでしょうなあ。ひでぇっす。ちょっとヘコみました。
 もう最悪な人間のオンパレード。私、唐突に前振りなく脈絡なくいきなりマシンガン持った人が出てきてこいつら全部撃ち殺してしまうというわけの分からん展開になっても許せそうな気がします(w
 逆に言うと、悪いやつは悪い。イイ人はイイ人という分類は徹底してて中間的は人はあまりいないので、そういうのダメな人はダメかも。普通のと違いのが、3巻に至るまでほとんど悪いやつがイイ目を見てて、イイ人がひどい目に逢いっぱなしという事ですか。もうすっげぇストレスたまります。正直に生きるのは損ってな感じで(正直に生きた覚えはトントありませんが)
 『十二国記』の第一巻の主人公陽子の悲惨さはよく言われますが、ある意味こっちの美沙生さんの悲惨さの方がぶっちぎってるかもしれません。洒落になってないし、惨めすぎるし。
 この本を読むと、例え真実がこれの十分の一だとしても、この日本で生きてくのは辛すぎるよなあ、と思わされました。
 にしても、美沙生さん。齢27歳にしては性根が少女すぎます(笑)

 ちうわけで、官僚・政治家・マスコミ・左翼などなどのアンチな風刺を横隊突撃させつつ、一応メインは元証券会社OL漆沢美沙生が人生どん底の中で出会ったイーグルに魅せられて、戦闘機パイロットになり恋に戦闘機に奮闘するお話。
 の割に恋の相手の風谷君とは良く見ると3,4度接触しただけのような。オマケに当の風谷君はまるで美沙生さんは眼中になくてウジウジと結婚してしまった元彼女の事を思い続けてるわけで…………
 いや、それはともかくとして「エックス攻撃ぃ」なんですよ、これは。彼女がイーグルを駆るシーンはなんかそこまでの持っていき方がベタで、あっさりと乗せられてしまう自分に腹が立つんですがこれが燃えます。
 しっかし、こうもろくにミサイルを使えないとなると、自衛隊って現行法が改正されない場合、ラプターじゃなくてフランカーの方採用した方がいいんでないだろうか。ラプターのコンセプトを考えると、自衛隊のやり方はラプターが台無し……。
 まあ、将来的にラプター以外を採用できるような状況なら、それ結局法律だって変えれるような状況になってるだろうし、それだったらやっぱりラプターの方がいいのかねえ……うーむ。
 ハロワのベルクトはえがったなあ……


『M.G.H 楽園の鏡像』 著:三雲岳斗

 近未来SFミステリー。2000年の日本SF新人賞受賞作。
 無重力下の多目的宇宙ステーション内で発見された「墜落死体」。いったい、この死体はどうやって墜落死したのか。その謎を従妹森鷹舞衣との偽装新婚旅行(実際入籍済み。宇宙旅行の応募資格が新婚さんだったため、舞衣さんに強引に……(w)でステーションを訪れていた助教授鷲見崎凌が追う、てな内容。
 受賞したときはびっくりしましたけどね。電撃文庫などで既にデビューしてた方ですから。それらの方とは少々文体を変えつつ(空白が少ないから印象が違ったのかも)、でもこの人らしさは消さないで、内容としてもなかなか楽しめました。ミステリーとしてはオーソドックスな良作といった雰囲気ですけど、SFが加味されてる分さらにブレンドが巧くいったといった感じ。うんまあなんというか文章リズムが感じ良くて、合ってるのかな。好きですね。


『AHEADシリーズ 終わりのクロニクル1 上・下』 著:川上稔

 エロッ!! いやいや(汗
 なんというかもう、ぶっちぎりすぎてぶっとんでしまったというか、うへぇ(汗
 あー、私、これに関してはもう男×男でもいいです、もういいです、いいいいですよおお(涙

 都市シリーズの舞台となったCITYの時代から遡ること四時代。CITY−OBSTACIE−GENESIS−EDGEと遡り、AHEADの時代がこの物語の舞台という訳です。都市シリーズにおける空前にして絶後のぶっ飛んだ世界観に至るであろう萌芽を随所に見せつつ、でも都市世界に比べるとまともな世界なわけで、それが逆に変というか、登場人物もやっぱり変というか。会話の妙はさらに切れ味を増してどうしましょうだし、すっげえ毒を耳から差し込まれて爺がうれしい悲鳴とか、○○○を握って引っ張るのはどうかと思うし、口の中に拳銃突っ込んでから安全装置外れてないのに気づいて入れたまんま外して撃ちなおすのはどうよぽややん姉ちゃんとかとか、既に味見された後だったのかと戦慄いて、がんじょーと書かれた服ががんじょーなのはとってもがんじょーなのだからがんじょーなのだと思ったり……。

 とにかく常軌を逸してます、ふへへへ。




7月10日

※参った事(上)

 なんかもうPCがいっぱいいっぱいのアップアップ。30分毎にフリーズするわ、ネットにはつなげなくなるわ、いろいろ消えていくわ、非常にヤバげでもう後一歩進めばクラッシュという匂いを感じたので、思い切って窓を再インストする事に。
 いい加減、新しいのに変えたいっすよ。USBはまだ1.0使ってるし、窓は98だし(w
 でも、新母艦買えるほどの財政ではないからなあ……
 まあ、ともかくたどたどしい手付きでバックアップとって、再インスト。終わったのは午前4時。ガクゥ、ですよ。なんかまだしっくり言ってないし、単語登録丸ごと消えてしまうし、OUTLOOK起動しないし、アクセス解析のパスワード忘れちゃったし、もうヘコ〜。


※参った事(下)


 先週までやってた『ウィッチハンターロビン』が終わったんで、後番の『宇宙のステルヴィア』を録画して、視聴しようとしました。なんや訳のわからん前振りと、オープニング。おお、噂どおりええ感じの歌やなあ、と思っていると本編開始。ドキドキドキ………………

 なんでいきなり15話からはじまんねん!?

 慌てて公式サイトに突入すると…………4月7日放送開始――<テレビ大阪>

 ちなみに昨日は7月10日、……わーお。


 さ、三ヶ月もまったく気づかなかったのか、オレ _| ̄|○

 なんだよ、おい。なんか面白そうだなあ、へー、しーぽん言うんかぁ。うわっ、なんやこいつ鷲羽ちゃんみたいな頭しとる。あ、なんや騒動起こっとるし。評判けっこうええなあ、こっちでも放映してくれへんかなあ…………て、指を咥えて推移を見守っていたわけですが。

 とっくに放映しとるやんけ!!

 全然ロビンの後番組ちゃうし。
 毎日新聞土曜夕刊の一週間テレビ欄で、ステルヴィアの名前を見つけて「おお!」と思いながら録画設定した自分がアホのようです。
 ……いやさ、毎日新聞さんよ。なんで週間テレビ欄では宇宙のステルヴィアって名前出してるのに、朝刊のテレビ欄には「宇宙」としか書いてないんでしょう。分かるわけないやろーー!!


※購入

・歴史群像新書No.60
以下、電撃文庫やら早川文庫やら雑記には書かないたぐいの堅い本やら、しめて六千円強。


『第61魔法分隊 4』 著:伊都工平

 これって、巷の評価はどうなんでしょう? なんか物語として致命的なもの抱えてませんか。うまく言えないんですけど。読者置いてけぼり、みたいな?
 面白いか、と問われると深刻に首を傾げてしまうんですが、じゃあ面白くないのかと問われると今度は反対側に深く首を傾げてしまうような、不可解な作品。なんだかんだ言って4巻まで買っちゃってるんですよね。無視できないというか…ってかくと魅力的なように見えるかもしれませんが、魅力的な作品かというとそれもどうかと思うわけで……うーん???





7月8日


 『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』 著:西尾維新

 めっさ凹みました。
 みいこさんみいこさん。
 崩子ちゃん崩子ちゃん。
 らぶみさんらぶみさん。

 うっはー。



※マジック点灯

 はっきり言いまして、自分、本気で自分が生きている間にこんな日が来るとはマジで真剣に真摯にあるはずがないと、思っていました。本当です。
 しばらくこのチームについて一切触れていませんでしたが、それというのもなんだかどうにもあまりにもでたらめ過ぎて、冷笑的阪神ファンを自称する私としましては、ツッコミを入れるべき不安要素がまるでさっぱり見当たらず、なんだかマジで世界が終ってしまうんではないかとガタガタ震えていた次第です。だって、おかしいじゃないですか、これ!?
 どうやったら勝てるのかがさっぱり分からなかったチームが、たかが数年でどうやったら負けるのかがさっぱり分からないチームになるなんて、ちょっとあまりにも異常じゃないですか!? かつて、わざと負けてあげようとした中日にさえ完敗したチームなんですよ。八百長紛いのことをされても勝てないチームだったんですよ!? たけし軍団に負けたチームなんですよ!?
 ガタガタブルブル

 はっきり言って、これほど完璧に野球をしている野球チームは見たことないです。今後、多分これほどの圧倒的な強さを見ることはないでしょう(阪神に限らずして)。
 85年の伝説はどうあっても乗り越えられないと思っていました。伝説が、過去になる日が来るなんて……(涙


※ドラマ

 ウォーターボーイズでらおもしれぇぇぇぇ!!
 見れ! 絶対見れ! これ、マジいいから!
 ああ、青春だ。くせぇよ! 最高だよ、お前ら。
 何気に演技も結構上手いし、全員。
 いや、マジ見れ。





7月7日


 西尾維新の新作『ヒトクイマジカル』ゲット。


『マルクドゥック・スクランブル The First Compression―圧縮』 著:冲方丁

 早川文庫なわけね。SFハードボイルド。
 飼い主に事故死と見せかけて殺されかけた少女娼婦ルーン・バロットが主人公。全身重度の大火傷を負って死にかけていたところを二人組の事件屋に助けられ、緊急時以外は禁止されている高度科学技術マルドゥック・スクランブル−09の執行により肉体改造を受け、電子攪拌の能力を得て、声を失ったものの生還する。
 まあ、色々とトラウマ負ってる彼女なんですが、そんな繊細な彼女に対してのドクターや相棒となる万能兵器鼠のウフコックの接し方が真摯でちょっとお人よしで、なんかいいんですよね。気に入りました。
 後半、自分を殺そうとした元飼い主賭博屋のシェルの犯罪を追いかける事になるんですが、電子操作やウフコックを使っての先頭シーンは加速感溢れてて読み応えがありました。既に二巻出てるんですよね。小川一水の『第六大陸』ともども早く購入せねば。




7月6日


『ターンAガンダム』 著:福井晴敏

 アニメのターンAは最初の方で見ていられず断念したんですが、小説の方もやっぱり辛いです。
 登場人物の誰も彼もが(指導者でさえも)観念的な考え方しかしてなくて、即物的な欲望や感情に身を任せて、はっきりいってみてるのが辛い。政治や戦争ってものはもっとドライスティックで功利効率主義的なものだと信じたい人間としては、もう本当に辛い。感情や観念に支配される『部分』があるのは当然だけれどそれが全てだともう最悪。少なくとも、自分はこいつらと同じ世界には生きたくないし、指導者として仰ぐなんて真っ平ごめんだ。
 ニュータイプってのは洞察力に優れていて、互いに理解しあえる存在らしいけど、ターンAに限らずどの作品のニュータイプも理解しあうどころか普通の人同士よりいがみ合ってるのは気のせいでしょうか。誰も彼もが自分の主張を吐き出すだけで相手の言葉なんか聞きやしない。あーしんど。
 小説版とアニメは内容違うんですよね。まあ、それでも大枠としてのガンダムは変わっていなかったと思います。だからこそか、エピローグでようやく福井さんらしいものが窺えた気がしてホッとしました。


 一方の種。現実的とかリアルとかいう言葉をもう完全に忘れちゃえば、燃える展開じゃないのかい?
 そういうのに拘るからいけないのです。



7月4日


 原政権は長く続きそうなので、仁志君は干される前に早く脱出した方がよろしいでしょう。
 なんかマジで放出話出てるみたいだけど、これは引く手数多でしょうね。守れる二塁手って意外と少ないから。

『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』 著:西尾維新
 7月8日発売だそうです。いや、それはいいんですが値段が1200円。こいつは厚そうだ。


※最近おかしいなあと思う事。

 ……いやね、別にそう数多く巡回したわけでもないんですが。
 何故、マリみて最新刊についての感想で、ユキチフィーヴァーどころかユキチの麒の字も見ないのは何故なんでしょう。あれぇ?
 もしかしてマイノリティどころかUMAですか、私?
 どうしてだ? 涼風さつさつは明らかにユキチ本だったじゃないかっ!?
 おのれぇぇ、姉妹主義者どもめぇ(血涙




7月3日

 巨人が松井稼さんを取りに行くそうです。
 いやね、それはもう巨人の体質みたいなものなので今更言っても仕方ないのですが……
 許せないのが許せないのが、松井を獲ったら外野手で起用しようなどという頭のいかれた事をほざいている事だぁっ!!
 狂ってるのか!? お前等、二岡と松井比べてみろよ、どちらがショートストップとしてより素晴らしい選手か一目瞭然だろうがっ!!
 くぅああああ、あったまキた。メジャーにも通用する数少ない超攻撃型ショートストップをなんと心得るかっ!!
 巨人は古田を取ったら一塁手で使うんですか? 松坂を取ったら外野手で使うんですか? ってか、お前等それで本当に野球のこと分かってんのかぁ! 日本球界でショートと言ったら宮本か小坂か松井でしょうがっ!(+シーツ)
 怒りのあまり大暴れしたくなってきましたが、松井も自分に対してそんな評価をされたんじゃ、行くわけないでしょうから我慢します。松井と言ったらまず本塁打でもスイッチヒッターでも盗塁でもなく、まずショートストップであるという事がその偉大さの証明だと思ってる私には、ちょいと今回の話はぶち切れました。
 そりゃ、仁志(まだ不満はあるけど、二塁手としてセリーグでは頭一つ抜けてると思います)をいい加減に扱って、高橋なんぞの守備を敬ってるような、守備に対して意識の低いチームなら仕方ないのかもしれませんけどね。


 ちなみに、ベテランとなって尚、久慈氏のピリッとキレのある守備には見るたびに見惚れさせられます。久慈もいいなあ。



7月2日

 ちびっ子先輩に蹴られっぱなしでした。byオレンジポケット

 あれ? 「姉、ちゃんとしようよ」を買いにいったはずなのに。
 とりあえず、相方の男キャラに恋人を通り越して奥方がいらっしゃったのには平伏しました。って、奥村崋山キャラおもろいでよい(ヒロイン放っておいてそれかい)
 あと、先生はダメなのか? ダメなのか?
 まあ、ちんまい先輩に蹴飛ばされてるので満足です。やぱり無駄に偉そうなチビッ子に萌える(w
 ……いや、「姉、ちゃんとしようよ」がなかったんですよぅ(涙


 ガッシュ、やはり脂が乗ってますね。小鬼ッ子少女、そうきましたか。雷句師、絵柄としては上手いと言えるヒトじゃないんだろうけれど、ここぞという時の絵には本当に魅力がある。小鬼ッ子少女の微笑、マジ良かったです。


『マリア様がみてる 涼風さつさつ』 著:今野緒雪

 えー、マリみて少数民族の妄想的禁断派祐巳×祐麒主義者としては、大満足の一冊でした(w
 深みを抱きつつも何となく安定期を迎えてしまった祥子お姉さまとの姉妹関係より、お互いの知らなかった新たな側面に気付きだし、やや関係の変化が見られ出した(ホントか?)福沢姉弟に惹かれる今日この頃。

 いや、マジで姉が知らぬ間に成長している事に気付き焦燥する祐麒に萌えますた。
 てかもう、今やマリみてはユキチのシスコン振りを堪能するのがメインでしょうでしょう?
 生徒会長やらされてるのがバレて拗ねるわ、実は外弁慶で祐巳に対しては優しいのが暴露されるわ、祐巳が誘拐されて血相変えて学校駆けずりまわるわ、祐巳を褒められて焼きもちやくわ、心配して探し回ってたのにあっさりスルーされてガックリするわ。
 すまん、自分、鼻血でそうやわ(ぉ

 可南子はん、あんた間違ってへんで。弟やって男やでぇ。ユキチ、もう完全に祐巳一筋やで〜。き、危険やぁぁ!(大間違


 しかし、最初の頃と比べて祐巳さんもちゃんと二年生になってきてますね。妹が出来ないかわりに弟君が大いに出張ってきているせいか、お姉さんっぽい側面が非常に前面に押し出されてきてるような気がします。しっかりしてきたし、気風もよくなってきたし。
 恐らく、妹は瞳子で行くんでしょうね。シーンは短かったけど、瞳子のイメージはさらにググッと上がりましたし、なんか彼女相手の時の祐巳は聖様みたく何や微妙に親父っぽくて面白いし。最初、瞳子が出てきた時はどう考えてもこれが妹にはなれんだろうと思ってたんですが、いやはやこうも上手い事関係を練り上げてくるとはさすがだと思います。
 そろそろスール誕生ですかね。私としては、当分ユキチとイチャイチャしてて欲しいんですが(w

 あと、聖さまが久々にお顔をお見せくださったので、さらに満足。
 ってか、このヒトは祐巳とからかってる時と、柏木氏と口喧嘩してる時が一番活き活きしてるなあ(w



『楽園の魔女たち ミストルテインの矢』 著:樹川さとみ

 いや、もうこれですよこれ。楽園モード一直線。このヒトの文章センス素敵すぎ。最初から最後までゲラゲラ笑いっぱなしでした。なんか何気ない一文一言が絶妙に横隔膜を痙攣させてくれるんですよね、この楽園の魔女って。上手いなあ。ちうか、もう好きだぁぁ!!
 と、愉快なノリとは別に、どうやらきな臭い情勢が裏でジリジリと進行してきている模様。今までもずっと進行してたんでしょうけど、今回で一気に表に出だしましたね。魔女たち個人もそろそろ個人的に大変な時期を迎え出したようだし。
 あー、何はともあれ、支部長どんがいらっしゃらないと、この小説は締まりません。逆に言うと、支部長どんが出れば、ビシッと決まります。
 せーの『へっぽこー!!』




7月1日

 自転車コギコギ。
 考えてみると、自転車に乗るのは実に数年ぶり。
 しばらく週二回ほど自転車をこぐ事になり、えいこらさっさ。
 それにしても、自転車の遅い事遅い事。最初、これが全速力なのだと分からず、必死こいてこぎまくってしまいました。お陰で、最後バテバテ。
 おのれ、これでは自動車の徐行レベルの速度ではないか!!(当たり前です)
 最近はずっと自動車だったんで、スピード感覚がずれまくっていたようです。昔は自転車が一番速い乗り物だったのになあ。
 でも、自転車って楽しいですね。久々ですが、なかなか楽しんで汗かいてます。サイクリング楽しむヒトが多いのも納得。しんどいですけど。
 にしても、ウチの近所は坂天国なので、マジきついっす。


『食べごろ(ハート)斬魔行』 著:池端亮

 すみません。ウチ、これ好きです(w
 主人公(?)のユキ君はいまいちどういう人物なのか分かり難くて影も薄いっぽいのですが、弟子のリュネとお姫様が素敵過ぎ。
 いや、これ主人公はリュネの方でしたか、ですね。失礼。
 自分、どっかにキラッと輝く部分があるとそこを媒介にして作品全体を好きになっちゃうタイプなんですが、とかくこの作品は姫さんのキャラの素敵さ加減と、リュネと姫さんの掛け合いの面白さに引っ張られまくってます。
 しかし、この姫さんのキャラ、ある意味「家族計画」の青葉姉さん越えてます。不器用と高慢の具合がそんじょそこ等のお嬢様とはなんだかベクトルが違うし。言葉遣いの変わり方の唐突さとか速過ぎる手の出し方のタイミングとか、ちょっと真似できん。

『世界は密室でできている』 著:舞城王太郎

 はっきりいって、トリックの部分は完全に流し読みしてしまったんですが……
 た、確かに面白かった!!
 いやあ、『暗闇の中で子供』がわけ分からんまま置いてけぼりにされてしまったので、どうしようかと思ってたんですが、これは良かった。こういう風に素直(?)に書いてくれりゃ、楽に楽しめるというものです。


※仮面ライだー555

 面白いですよ。ええ、最初危惧してたよりずっと面白くなってきてます。
 でもね。
 なんでどいつもこいつも、役者さんたち未だにさっぱり演技上手くならないんですか??
 見てて辛いんですけど。木場さんとか結花さんとかこーたろーとかとか。
 あと、偶然で納得するな。あまりにも苦し過ぎる(涙)








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