徒然雑記



2001年分 1月分 2月・3月分 4月分 5月分 6月7月分 8月〜10月分


12月31日

 さて、オレの人生もとうとうゲームオーヴァってな感じで本年度も終了しました。
 根が楽天家なのか、既に現実逃避して久しいのか。まあ、来年は今までのツケ+本年度の吊橋から転落の所為で激動の年になりそうな雰囲気。
 それでも、このHPだけは続けていきたいものです。SSも全然片付いてないっすしね。

 ……今年こそは阪神優勝できると思ったんだけどなあ(苦笑)
 新庄と亀山が出てきて優勝争いしたあの年ですら、優勝するなんて信じてなかった自分があれほど燃えたのは初めてだったのに。ああ、怪我さえなければと思います、ホントに。
 まっ、来年もそれなりに楽しめたらなって、思います。しかし、自分の野球に対する燃焼度。この雑記に如実に現れてますわ(苦笑)
 4月をピークにどんどん消えていく野球の記述(w

 と、去年の年末雑記を見てみると、プレイしたゲームを取り上げてますね。今年はさほどやってないと思うのですが……
 で、雑記を見直してみても……全然書いてねえ(汗)
 辛うじてプリズマティカリゼーション。秋桜の空に。うたわれるもの。ハロワ。逆転裁判。白詰草話。
 うーん、他にもやってたような気もするのだが……鬼哭街も今年でしたっけ?
 萌えに関してはもう【すずねぇ】に一任。てか、もうすずねえ以上なんていないし、すずねえ以外もいない。未だにすずねえ(意味不明)
 自分が姉属性・幼馴染属性なのをこれでもかと思い知らされたすずねえでした(w
 あとはPSでサモンナイト2やったり、PS2買ったり……何やったか覚えてねえや。やってなかったのかな。やってて覚えてないんだと、随分と勿体無い気がする。

 続いては書籍。こっちは、ちゃんと購入記録は残しているので正確に振り返ることが出来るので、やってみましょう。
 去年も一ヶ月ずつ総括してますしね。

 一月は何にしてもこの二冊。草上仁の『スター・ハンドラー』と『Dクラッカーズ3.祭典−ceremony−』
 スター・ハンドラーはもう読んでもらわないとどういっていいか分からない。ただ、この端から端まで見渡して誰一人としてまともな人間が欠片も存在しない、いや、まともに喋ってる人間すらいないにも関わらず見事にSFしてるSF作品に受けた衝撃は「ナンジャコリャー」としか言い様がなかった。
 宇宙を舞台にした宇宙生物の調教師の少女が主人公のこの作品。本年度中に『さまよえる海(上・下)』(海を手懐け、調教するお話)、『ゲートキーパー(上)』と出版されているが、奇天烈度はペースをあげるばかりである。
 それにしても、『さまよえる海』の表紙絵の下品さは他の追随を許さないものであった……。
 『Dクラ』はもう痛快。数少ない読んでて燃える小説。読め。

 二月。初っ端から奈須きのこの『空の境界』に埋もれる歓喜の日々。かの怪作『悪魔のミカタ』著:うえお久光 の第一作が登場したのもこの月でした。
 うえお氏はここからほぼ二ヶ月に一冊のペースで新刊を出版する(しかも本の厚さはかなりのもの)という狂気じみた執筆速度を披露します。来年もこのペースは維持される模様。
 『陰陽ノ京』の2巻が出たのもこの二月。著者の渡瀬草一郎氏、この本ぐらいから急激にうまくなってきたような気がします。『パラサイトムーン』の方も急速に面白さを加速させていきましたしね。
 他にも『蒼天航路』に手を出したり、こちらも素晴らしいペースで『流血女王伝 砂の覇王6』が刊行されたり、小野不由美の『屍鬼』が発売され出したりと、豊作の月でした。
 ああ、横山信義氏に見切りをつけてしまったのもこの月か。『蒼海の尖兵』購入打ち切り。

 三月。派手さがなく妙に渋い和風ファンタジー『夕なぎの街』に、学研M文庫という意外なレーベルで発見した傑作『吉備真備陰陽変』が収穫でしたか。
 M文庫の方は題名だけ見ると典型的オカルト小説って感じですけど、中身は正反対。徹底した現実主義者の真備が科学的に迷信や呪術を解体していきつつ、長屋王の変の真相を探り出すというれっきとしたミステリー。
 これを発見できたのは幸いでした。あとはスターハンドラーの『さまよえる海(上)』に『屍鬼』4,5巻が目ぼしいところか。
 あいや、これは忘れてはいけません。『マリア様がみてる レイニー・ブルー』。これを読んでレイニーブルー・ショックに見舞われたんでしたっけ(笑)

 四月はチキチキが再開して狂喜。そして姉妹が出てない事でガックリ。やはり鳳月君が主人公じゃあ弱いっすよ、話の立ちようが(苦笑)
 それから、とんでもない終り方をした『アウトニア王国』が再興録として復活。これがまた燃え盛る面白さ。鷹見氏は読んでる方まで盛り上げるその書法が秀逸。これは『大日本帝国第七艦隊』のラストでも認識させられた。

 五月。『A君(17)の戦争2』が発売され、話が加速開始。『Dクラ5』にまたも燃え、大石英司の『合衆国封鎖』で戦慄し、『ファントム』がスニーカー文庫で虚淵氏の執筆で出版されたことに驚愕ってところか。

 六月。段々と文章が短くなってきてるな(苦笑)
 この月はとにかくろくごまるに氏の生存が確認された月として記憶に残っている。でも、出たのは長編の続きではなく短編集。秋には続き出るといってたのに……おーい。
 そうだ。『あずまんが大王』が完結したんだった。まほろさんを買い始めたのもこの月。5冊一気に纏め買い(w
 そして月末に珍しい職業の人々を熱く書きこなす奇才小川一水の傑作『群青神殿』と『マリア様がみてる パラソルをさして』を買って締め。

 七月。『秋桜の空に』の小説買って、またもすずねえに鼻血出しました。甘えてぇ!!

 で、八月。七月もだけど、沢山出てるには出てるが、だいたい続きもの。

 九月は発見の月。戯言遣いシリーズに手を出してしまった。マイベストファイブに強襲。
 加えて、『神麻嗣子の超能力事件簿』を纏め買い。しかし、何故か未だに第一巻が見つからず。何故?(涙

 一〇月は目ぼしいものなかったですねえ。こちらも続きものは買ってるのですが。
 フルーツバスケットやらザ・サードなど。森博嗣の『スカイ・クロラ』は趣味とかけ離れてて参った。

 十一月。目出度く『流血女王伝』の砂の覇王編が9巻で無事完結。この人も刊行ペース凄まじいな。
 あとは『灼眼のシャナ』に転んだり、久々に高畑京一郎氏が新刊を出したり、『サイコロジカル』に溺れてり。
 また、ガンパレの榊涼介が書いた小説が予想外に面白く全部揃えてしまった。
 それと、あの『3×3EYES』がついに40巻で完結。随分前に買うのをやめてしまってたんですが、懐かしさに最終巻だけ買っていまいました。
 中学生の頃に友人から借りて読んだのが最初。その頃には既に五巻程度まで出てたから長くやってましたね。あの頃にはこの主人公八雲の境遇に凄く羨ましいものを感じたものでした。
 不老不死という身体になってしまい、行方不明になった想い人を探すために、普通の高校生という立場と友人たちに別れを告げて世界を流離う。この世界ってのが欧州やアメリカじゃなくて極東から中央アジアってのがまたそそってそそって(苦笑)
 本気で羨ましいと思ったのは、これだけだなあ、と懐かしんでみたり。まあ、後半に行くに連れての質の落ちようは目を覆うばかりでしたが。
 でも、パールバティ様にはずっと萌え。私の偉そうで語尾に『〜じゃ』とか付けるお姫様属性はこの人が原点です。間違いなし。

 十二月はまあ先日書いたので大体カバー。

 と、今年も大雑把に書き散らしてみました。全然総括じゃねえや(苦笑)


 さて、本HPのメインであるSSですが。
 あ、途中にSSこんぺが二回ありましたね。何となくもう触れたくないのでこれはスルー(w
 とりあえず7月に『魔法戦国群星伝』を完結させる事ができたのは良かったですが、予定からすればやっぱり大幅に遅れてます(苦笑)
 『Happy Days』、希望としては作中時間と現実時間を同時進行したかったのですが……当たり前のようにムリでしたね。激動の冬を作中でも迎えたかったのですが、まだ秋口だし(w 
 でも、数だけはかなり書いてます。自分のHPにUPしたものだけでも96話(不正確)。他の方に押し付けたもの、それに群星伝も含めると軽く100を越えてたりするのをみると、まあ書いてる方だなと実感します。
 来年はさすがにさらにペースも落ちるでしょうけど、せめて『闇色のカナリアたち』は完結させたいなあ。


 ……実は、これを書いてる時点で既に年越してしまってたり。気が付いたら次の年になっちゃってたよ(汗)
 ともあれ、皆様方、去年もお世話になりました。また、出来たら来年もよろしくお願いします。
 さらに更新速度が遅くなったり、出没頻度まで少なくなったりするかもしれませんが、意地でも閉めないので。

 今年『も』良い年になりますように。
 では、良いお年を。




12月29日

 安易に日記と名付けなくて良かったなあ、と堕落しきった安堵感を覚える今日この頃。
 あっという間に年末となり、皆さんがお祭りに行かれるこの時期、毎年恒例となった部屋の整理を行なっております。そして力尽く。もう、蔵書を収納する空間が一杯一杯なんですよ……とぼやき続けてはや数年。 意外と何とかなるものです。無論、機能美にあふれた収納などというものは断念して久しく、何がどこにあるのかもう把握し切れてないのが現状なのですが。ともあれ、見た目には片付いているという状態を現出させるために奮闘中。
 来年までには、なんとか(涙)

 と、この雑記も雑記なりに雑に書き散らしてきた訳ですが、公開している以上は多くの人に見ていただいているわけです。それを分かっているつもりではあるのですが、やっぱり頭で分かってるだけなんですよね。
 予想外の所で見られているという事実を知ってしまうと、やっぱり動揺してしまいます。お世辞にも洗練された内容じゃありませんし、本当に本能に任せたまま書き散らしているだけですからね。まさにお目汚しにしかならない。
 読んだ本の感想なんかも書いているわけですが、あらすじもなく感想と言っても理路整然としたものでもなく、何云ってるかさっぱり分からんようなものばかりでして、恥ずかしいです。
 もうちょっとまともに書けたら、少なくともその本の良さを感じて貰える、その本を手に取ってみようかなと思っていただけるだけの文章が書ければいいのですが。
 まあ、この雑記自体、書評しようという目的で書いてるわけでもないんですけどね。でも、面白かったと小学生みたいな感想しか書けないのも情けないですしね。って、読書感想文は最後まで「面白かった」を粉飾しただけのものしか書かなかった人間なんですけどね(苦笑)

 って、これは前置きなのか?
 夏葵さんの日記にて自分の雑記などが参照されてしまっていたので、ちょっと慌ててたり焦ってたり。
 だって『理由』の感想。面白かった、しか書いてないんさね(滝汗)
 あっ、無人称という呼称ですが『理由』の解説文(重松清氏)にて無人称の話者という表現がなされていたので、使わせて頂きました次第です。


 タイムリーなのかはよく分からないですけど、昨日スターウォーズの『クローンの攻撃』を見ました、Dさん(w
 ああいう形のクローンが許せないというなら分かるんですけどね。
 今、話題問題になってるクローン技術というのは既存の人間をそのままコピーするんじゃなくて、ちゃんと赤ちゃんから育てるものなんです…よね?
 例え遺伝子が同じだとしても、育つ環境が違えば、生きていく過程における経験が違うなら、それはやっぱり違う人間なんじゃないかと私は思います。ただ、今のところは法規制はやっておくべきではないかと。 まだ技術的な安全性が確立されたわけでもありませんし。とはいえ、どの時点をもって安全性が確立されたとするのかは定められない可能性も高いですし、有耶無耶になってしまいかねない。……難しいですね。
 ただ、そういう技術が出来た以上、その技術が使われ、産まれる人は必ず出てくるでしょうし。結局は、クローン技術そのものの規制ではなく、使われ方――無差別な人間の大量生産など――の方が規制され、クローン方式の誕生に対するルールが制定される事になるでしょうし、そうなれば遥か大昔から、遠い未来まで終らず続く人間の排他性と倫理と常識を証明する争いに、新しいものが加わるってだけの事なんでしょう。
 遥か未来から見たら、今やってる倫理的にどうのこうのという論議はくだらないとされるか、あるいは現代の人が魔女狩りや昔の白人が有色人種を人間として見なかった考え方に対して抱くイメージと同じようなものを抱くのかもしれませんね。
 そんな感じがします。


『Dクラッカーズ5.乱−rondo−』著:あざの耕平
 てっきり此の巻で完結と思ったら……うぉぉぉ、まだ粘るかッ。しかし語る、語りまくる某登場人物。語りを上手く書けない自分としては羨望を感じてしまう語りっぷりだが、中学生に何言ってるか分からない、あんた頭悪いんじゃないの? と云われて絶句してる様には笑た。
 しかし、自分もあれだけ書けたらなあと思う。語りにばっかりかまけるのも拙いのだけれど。
 それにしても、この人の主人公とヒロインの関係の書き方は本当に上手い。三巻で暴露された子供の頃の梓の景に対する仕打ち。それを思い出した梓の奈落のような悔悟をいったいどうやって処理するのか気を揉んでいたのだが、なるほど、うーむ。唸ってしまった。
 方法としてはさほど珍しくないのかもしれない。でも、描き方が本当に上手い。ダメだ。この作品、本当に好きだ。正直、まだ続いてくれて嬉しい限り。とはいえ、次で決着みたいだけれど。

『マリア様がみてる 子羊たちの休暇』著:今野緒雪
 祐巳が、祐巳がへこまないぞ!?
 なんか前巻でへなちょこを完全に卒業してしまいましたね。もうちゃんとブトゥンらしくなってきたような。誰を妹にするんだ!?
 でも、それはやはり先代白薔薇さまこと聖さまの庇護からも卒業してしまったって事なんでしょうかね。今巻なんて結局聖さま出演なかったし(号泣)
 あー、やっぱりこの哀しみは先代白薔薇さまのご尊顔を拝し奉っておらぬ所為か。うぐぐぐ。
 それにしても、弟君(祐麒)が実にイイ男だ。柏木さんもイイ男なだけにもしかしてお似合いなんじゃないかという腐乱思考が過ぎってしまい、複雑(w





12月19日

 あー、もう十九日な訳です。師走です。
 年末と言えば大掃除が待ってます。大変です。一年間整理をサボっていたために魔窟と化したMY部屋が待ってます。待たなくてもいいのに。
 年末は片付けだけで終りかねないほど魔窟です。まあ、自分の部屋以外にまで本が溢れ出してしまっている以上、物理的に片付けられるのかどうか怪しいのですが(w
 今日購入して電車の中で読了した『R.O.D』――Read or Dead 読むか死か――。期待していた続きではなく、外伝だったのですが。これがまた本好きのための本好きによる本好きに捧げる本好きのお話みたいな内容で、そうだよなと頷いたり、耳が痛かったり。神保町は一度なりとも立ち寄りたいところですねえ。
 で、あっしも読子さんみたく雑居ビルの一軒でも本棚として所有できたら綺麗に棚に並べられるんだろうなあと羨ましい限りです。宝くじで三億円当たったらまず本を綺麗に並べられるだけのスペースを確保したいと思ってる人間だったりします。
 ここ数年、自分でもどの本がどこにあったかわかんなくなってきて、発掘作業が鬱陶しいと整理を怠ってるとさらに上に積み上がっていく悪循環で、色々とヤバいんですよね。でも、買うのを躊躇わないのが逃れられない性なのか。

 とまあ、そんなわけで相も変わらず本を買うのは欠かさない。今月も既に少なからぬ本を購入しています。
 とりあえず、以前から読みたかった宮部みゆきの『理由』を購入し、読破。ちょっと想像もしていなかった無人称という形式で驚いたんですが、なるほど読み進めるに従ってポロポロと剥がれ落ちてその姿を現してくる事件の全容や、どんな立場であったとしても登場するすべての人が持ち合わせているこれまでの人生とこれからの人生。うん、さすがに面白かった。
 これまで宮部みゆきはちょっときっかけがなくて手を出していなかったのですが、これを機会に読んでみようかと……で、さっそく『火車』と『RPG』を古本屋で購入(w
 それと、新訳されたE・E・スミスの『レンズマン1 銀河パトロール隊』も今日読了しました。海外のSFにはとんと興味がないもので、このスミス氏の著作も子供の頃に銀河連邦の興亡を子供の頃に読んだきりだったのですが、古橋秀之氏が書かれた『サムライ・レンズマン』がとんでもなく面白かったもので、原作である此方にまで興味が及んでしまった次第です。
 しかしこれ、1937年に書かれたというから驚き驚き。真空管が宇宙でも使われているのは笑いましたが(笑) ああ、でもこれが戦前に書かれたというのはやはり驚嘆であり、また素晴らしいと思います。
 既に二巻の『グレー・レンズマン』と三巻の『第二段階レンズマン』も発売中らしいので買ってみようかと思ってます。

 ああ、それと以前から気になっていたコバルト文庫の『東方ウィッチクラフト』全五巻も12月に入ってから揃えてしまいました。
 あ、そうだ。昨日掲載したSS『HappyDays』の第五幕三話で北川君が斉藤君に対して論ってる演目の元ネタ。半分はコバルト文庫です(笑)
 最初の二つは自作の『魔法戦国群星伝』と『闇色のカナリアたち』。で、三つ目はこれ断りもせずに勝手にネタを拝借してしまったのですが、ゆーいちさんのKanonとブギーポップのクロスオーヴァーSS『BOOGIEPOP・HERETIC−kaleidoscope−』のPART 2『boogiepop and nameless』だったりします。好きなものでつい(汗)
 後から、しかも自分のところで書くのは非礼だとは思いますが、ここで謝っておきます。勝手にあらすじ(しかも微妙に違う)拝借してごめんなさい。
 それで、残りですが、上から『楽園の魔女たち』著:樹川さとみ。『東方ウィッチクラフト』著:竹岡葉月。『流血女王伝 帝国の娘』著:須賀しのぶ。で、最後がここしばらくで凄まじい勢いで人気拡大中の『マリアさまがみてる』です。
 以前、Kanonのキャラで『マリみて』を書いて思ってたんですけど、時間やら他の作品に掛かり切りやらの理由で断念しちゃって、その名残だったりします(笑)


 上遠野浩平、事件シリーズの新作出してましたね。『海賊島事件』。最近灰汁のなくなってきた上遠野氏ですが、なんだかんだ言いつつ灰汁がなくなっても面白い。

 茅田砂胡の『暁の天使たち』。三巻のサブタイが『海賊王の帰還』だからてっきりあの人が大暴れすると思ったのに持ち越しですかい!


 小野不由美の『魔性の子』。これもきっかけを失ったまま買いそびれてたんですが、宮部みゆきに手を出したついでに購入。これ『十二国史』に出てくるある麒麟が此方側の世界に来ている時の話なんですが……正直、ここまで凄惨な話だとは思ってませんでした。だけにちょっとショック受けてます。いや、ここまでの事態になっていたとは……。

 島田荘司の『御手洗清の挨拶』。なんで途中のをいきなり買ってしまうのだろう(苦笑)
 神林長平の『永久帰還装置』。つい数年前にハードカヴァーで出版されたばかりだと思ってたのに、早くも文庫化……で、なぜソノラマ文庫なのかはわからず(笑)
 そういえばアニメの『戦闘妖精・雪風』は色々な意味でナヨナヨだったなあ(涙)
 OVA二巻はいつでるのだろう。もう出ないのか……出ない方がいいのか(w


 ちょいと縁があったのか手元にPS2がやってまいりました。でも、ソフトが全然なかったり(w
 まあ、折角だからと『真・三国無双2』を購入してプレイ……お、面白え。こりゃ嵌まる!
 ただ、何故かコントローラーのアナログモードがオンにならず、アナログスティックを使用できず。十字キーだと強く押してしまうので指が痛いんですよ(涙)
 何が悪いのかなあ。




12月14日

 半月近く何も書いてなかった。余裕がないとついついサボってしまう性格、せめて直そうと思うぐらいはしないとねえ(汗)
 で、今日はわちしの誕生日だったりする。特にイベントもなく、ドイツの何たらとかいうクリスマスケーキ(と主張するパン)を食したぐらい。
 だれかプレゼントをくれ〜。宝くじなんかが好み(ウソ)




11月30日

 アップアップ。
 とりあえず、今日と明日はバイトで気分を入れ替える。鬱々としてるだけじゃ沈むばっかりだし。
 人生なるようになるさ……とは努力をしてから言うべきなのだが(汗)
 で、ほんのちょっとだけ余裕が出来たので雑記更新。殆んどこんな本読みました、な内容でしか無いが。


 小説版『Phantom of Inferno ツヴァイ』を読了……そして落涙。
 絵師の人、山田秀樹師。あんた凄すぎる。初めてイラストのためだけに買ってもいいと思ってしまった。
 口絵の礼拝堂でドライとエレンが銃を突きつけあってる場面。ドライの獰猛な表情&エレンの冷ややかな表情が素晴らしすぎる。
 ドライはもう一枚の口絵イラストの表情と相まって……もうなんというか泣きそう。
 それだけでも充分なのに、中身の方も『アイン』から変貌を遂げている。ゲームの本編の文章をそのまま流用している小説としては味気ない文章(銃撃音や三人称が太字になっててうざったかった)が払拭されているだけでなく、完全に小説スタイルの文章になっていて、しかもかなりの加筆がなされており、挙句にゲームであった3つのルート以外のオリジナルのルートになってるし!!
 いや、不満な部分もある。志賀の漢としての見せ場がなくなっちゃってるし、美緒嬢(山田師の描く美緒は可愛かった)はもはやまったくのその他大勢(w
 それでもそれでもそれでも、ゲームをやって感銘を受けた者はこれを買うべし! な作品に仕上がっている。
 内容の方はゲームのトレースだろうなと全然期待していなかっただけに、ちょっと興奮気味。ニトロプラスの味である乾いた結末や日常と非日常の交錯という要素はやや削減されているので嫌う人がいるかもしれないが、いや、良かった。

 フィーアからゼクスまでのツァーレンシュヴェスタンのイラストもありだす(w


 で、ニトロプラスのゲームの方である『Hello,wolrd.』も一旦間が空いていたものの、進めてたりします。
 なんでどうして純子さんシナリオが無いんでしょう(落涙)
 純子さんが純子さんがぁー、エグエグ(若佳菜シナリオクリア後)
 いやあ、若佳菜ノーマルエンドは……はぅ。いや、ノーマルエンド全体に言えるんですけどね。
 それにしても純子さん……はぁ。


 須賀しのぶ『天気明朗なれど波高し。』も読了済み。
 日露戦争における対馬沖海戦直前の秋山真之参謀の名文が題名と言う事で、まさか秋山参謀のお話かと疑ったんですが(この人、以前WWTの空軍モノを書いたという前科があったもので)『流血女王伝』の外伝でした。
 ギアス提督と海賊王トルヴァンの若かりし頃の物語ってやつですな。本編ではイマイチ陰気な印象しかなかったギアス提督だけど、若い頃、というより主人公としての彼は非常に面白い(w
 トルハァーンも変わってないように見えて何気に色々と若いし。
 それ以前にネイお姉様のイイ女っぷりにばかり目がいってる時点で私って……(w
 勿体無いなあ。

 他、大石英司『合衆国消滅/下』
 ――司馬さん、つおすぎ。コマンチをサブマシンガンで撃墜するとは大佐じゃないですが化け物ですか(w
 何気にブラックホークダウンっぽい。

 三木原慧一『クリムゾンバーニング5 遠すぎた島』
 ――バロン西をここまで悪し様に扱った小説は初めてではないだろうか(疑問形にするのもおこがましい)
 色々言われているが、私はこの人の小説好きです(w
 地上戦をこれほどの迫力と怒涛・圧倒感を醸しつつ書ける作家はなかなかいない。

 梶尾真治『まろうどエマノン』
 ――段々とエマノンたるべき必要性が失せているような……
 初期のエマノンに感じた何かが薄れていく事を残念に思う。

 樹川さとみ『楽園の魔女たち 天使のふりこ』
 ――短編集か……がっくり。
 でも、最後の支部長どんことアシャさん話は良かった。ってか、どうしてもイイ人でしかないんだな。婚約者に愛されてはいるが、男としては見てもらえないというのは(涙)
 確か新キャラだと思う先輩騎士と婚約者の妹。何気に曲者っぽいが本編にも出るのだろうか。




11月24日

 先日11月23日で、当HP『オロチのまどろむ庭』は目出度く一周年を迎えたのでありました。めでたしめでたし  fin

 と、このまま閉鎖してしまいそうな雰囲気ですが、なんとか続けていきたいと思ってます。
 ちょいと私生活の方がヤバヤバなもので、青息吐息なんですが(苦笑)
 ともあれ、皆様。長年のご愛顧ありがとうございました。これからもよろしくお願いします♪


 突撃!? 私の晩御飯。

 ウチは親父がお好み焼き屋の息子なのでキッチンのテーブルは鉄板付きです。
 てなわけで、今日はキャベツを刻み刻み、タネを溶き溶き、テンカスを塗し塗し、豚肉を焼き焼き、イカを入れ入れ、今日はお好み焼きを作りました。
 勿論、ホットプレートではないので巨大なコテを駆使しつつ、裏返し翻し燕返し。ソースを塗り塗り。

 ヤキソバもつくります。鉄板に落とした卵でソバを包むのがまたよろし。

 ちなみにウチは関西なので、お冷ご飯は必須です。反論は却下。文明が衝突しようとこれは譲れません、はい。

 以上、短く終了。


 追記:香×北のパチキンモノ、25万ヒットとして送らせていただきました。
 初めて18禁って書いたんですが、なかなか難しいもんですね(汗)
 書き進めるごとに脳味噌に蛆が湧き始める私と登場人物ども。エロだかギャグだかコメディなんだか、訳解からんくなってしまいました(苦笑)
 まあ、けっこう楽しんで書けたのでOKかと。また別のシチュで書いてみたいですね。しかし、後書きにも書いてますがもっとこの二人のイチハチ禁SS、書いてくれる人いないものですかねえ(w




11月22日

 
せいるさんのKanon短編連作。これに出てくるキャラやお話は、私にとっちゃもう理想そのものでほぼ毎日ウヘウヘとにやけながら読ませていただいてるわけですが。
 なんかもうしばらく前からそれっぽい香りを漂わせていたわけですが、この度北川+香里編が恋愛編に突入した模様です。ジェーン台風です。突風にあおられ、床をゴロゴロ転げております。みぎゃらーす!
 あかん、もう絶対敵わんという領域。でも、目指したい領域。これこそラブコメだー!! こんな可愛い香里が他にいてたまるかー!!


 豪屋大介:著『A君(17)の戦争 4.かがやけるまぼろし』読了。

 1,2,3、と巻が進むにつれて血塗れ度が加速しまくっていた異世界戦争モノの本作。なのですが、4巻の情報が出てくるにつれ何やら怪しい方向に不安が募っていきました。
 何しろ、3巻まで魔王軍の総帥となっていた主人公の小野寺剛士君は実は高校生小説家で、異世界の戦争モノを執筆しているとかなんとか。しかも帯には『全部ウソ』の文字がデカデカと。
 正直、色々怪しい噂の飛び交っていたこの作者。とうとう、卓袱台を引っ繰り返してしまったのかと戦々恐々としながら4巻が出るのを待っていたのですが。
 ところが、今度は購入前から色んな所で――本作は実質、佐藤大輔氏の『レッドサン・ブラッククロス外伝4』(既刊は外伝3まで)だ――との話が飛び交って……はぁ!?
 と、云われても良く意味が分からんかったのですが……一読してこれ以上なく納得しました。てか、その噂、まさに文字通りそのまんま真実。これ、RSBCの外伝だわ(笑)
 いきなり中南米グアンタナモに基地もってる自衛隊じゃなくて日本帝国海軍。おじいさんが参加したのは第二次世界大戦じゃなくて第三次世界大戦。1947年に開始されるナチスドイツと日本の戦争、しかも部隊は北米大陸。東西に分かれて核兵器を突きつけあってるアメリカ。海軍特務陸戦隊。戦略爆撃機轟天。オマケに英国海軍の駆逐艦に乗ってた編集長(笑)
 なんとなく最後の人は年代が会わん気もするけど、年代も駆逐艦の名前も書いてないからいいのか。フルメタルパニックでは息子(孫?)がヤクザになって出ていたけど(w
 まあともかくとして、そのまんま『レッドサン・ブラッククロス』な世界。しかし、こういう風に使うかぁー。感嘆。

 内容の方も、二次創作で色々書いている自分には耳が痛かったり心臓を抉られたりとなかなか痛いです。
 読み進める内に、なんどごめんなさいと謝ったか(苦笑)
 あー、分かってるんですけどね。うんうん。厳しいなあ(苦笑)
 ともかく駆逐艦乗りの編集長のお言葉は膝を揃えて傾聴すべきだと思います、はい。特にSS書きさんは。






11月16日

 あー、昨日プライベートなことでネガティブな事があったのでネガティブです。
 で、それに関連してちょいと更新など偶にしか出来なくなるかも。
 そういう訳ですので、ご了承ください。
 せめて土日の間に99埼の二話はあげたいなあ。

 で、本日映画『ピンポン』見てきました。うぎゃー、風間あれ高校生じゃありえねえ。ってか人間じゃねえ!!
 いや、原作がある映画って大概がダメダメなんですが、こりゃ凄い。窪塚、まんまペコじゃないすか。もう二時間が短く感じました。うん、面白かった。面白かった面白かった面白かった!!
 見れ!

 個人的にはチャイナをもっとカッコ良くして欲しかったぜ。




11月14日

 檜山が可哀想だ。
 阪神という組織は救いようの無い所が数限りなくあるのだが、その中でも特に首を吊れと思いたいのが選手に対する扱いだ。
 かつての主力選手の多くが不本意な形でチームを去っている状況を見るに、この阪神という輩は何を考えているのだろうと怒りしか覚えない。
 江夏、掛布、岡田、バース。今チーフ打撃コーチをやってる田淵だってそうだ。まさに数え切れない選手を、それも何年もチームに貢献してきた選手をゴミのように廃棄する。
 今回のトレードだってそうだ。坪井が球団から移籍を伝えられたのは新聞報道の後。彼は素直に傷ついたと本心を語っている。年俸の査定といい、酷いものだ。選手を使い捨てカイロ程度にしか考えていない。
 私は、阪神タイガースというチームが大好きだし、その中の選手たちも大好きだ。だが、阪神球団そのものについては巨人と同じくらい嫌いだ。いや、憎悪しているといってもいいかもしれない。オレの好きなタイガースを食い物にしやがって。そう考えている部分を否定できない。
 そして、今回の檜山の迷走だ。寂しいだろう、悔しいだろう、哀しいだろう。愛する球団に蔑ろにされるという行為がどれほど傷つくものなのかを、いつになったら阪神は気付くのだろう。
 檜山は好きにしたらいいと思う。この球団があなたがいるに値しないのだと感じたなら、もっと羽ばたける場所があるのだと思えたのなら、飛び出してしまえばいいと思う。
 現実問題、甲子園でなければ彼はもっと打てるバッターだと思うし、今の彼ならばさらなる活躍を期待できる。
 もし、檜山が阪神を出たとしても、私は多分彼を応援し続ける。これまで、阪神を出た選手たちを応援してきたように。
 出るも残るも彼の権利以外の何物でもなく、出たとしても裏切りなどでは決して無い。悔いのない決断を願う。


 『ガンパレード・マーチ5121小隊の日常』『ガンパレード・マーチ5121小隊熊本城決戦』 榊涼介。
 で、買っちゃいまして、読んじゃいました。
 あーあーあーあー、普通に面白いじゃないか!? 以前、電撃から出た別の人の書いたガンパレを買ったんですが、これが全然面白みがなくて作者が変わった本作も手をつけていなかったんですが……、買わんで損した。
 うん、これがガンパレードマーチです……いや、言い切れる自身はないのですが(苦笑)
 そういや、これアニメ化なんですよね。そちらは期待しとりませんが、これの続きは期待してます。


 ノリさんがもうはっちゃけ。日本人で綺麗なホームランを打つという印象を抱くのがノリであり小久保であり。
 メジャーに行くことには消極的とも言うけれど、これで心が動いてしまうのでは無いだろうか。
 家族の問題だけに一概にはいえないけど。しかし、巨人嗜好より阪神嗜好というのは本当なのだろうか。複雑。
 ペタはハズレっぽい気がする。勘。

 若田部は横浜であっさり決定。がんばれ〜。

 ドラフトの目玉は和田でもなく木佐貫でもなく、高井。巨人志望らしいけど、場合によってはプロ入りもありだそうで。
 ヤクルト、日ハム、近鉄が指名するそうだが、はてさて。


 見られていたらしい。見られている事を前提にしているとはいえ、反応されると気恥ずかしいものである。
 ……前提にしている割には凄まじく雑な文章だな。読んでる人、読み難くてごめんなさい(汗)




11月12日

 消化不良、違和感、それはきっとクビキリではまだいーちゃんがどういう人間なのかが露わになってないからだと思いますよ。
 いーちゃんの本性がこれでもかと言わんばかりに露呈するのは次のクビシメです。多分、それでいーちゃんがどんな人間なのか(この作品群がどういう方向なのか)に納得できれば、違和感なども解消されるのではないかと。
 まあ、余計に拒否感が出てしまう可能性も無きにしもあらずですが。ってか、まだクビキリはマシだと思いますよ。次のクビシメとかクビツリとかになったらもう……(滝汗)
 ……という、見られているかも判らない私信でした。


 須賀しのぶ:著『流血女神伝 砂の覇王9』読了。これで流血女王伝は半分、砂の覇王編は終結な訳ですが……久々にエド登場。砂の覇王編では恐ろしいほど出番なかったな(苦笑)
 容赦も無く呵責も無く、救いは在るのか無いのか。どちらにせよ、相も変わらずサバイヴな人生を送ってるカリエさん。今回はカリエとすら呼ばれてないんじゃないだろうか。色んな立場がグチャグチャになって覚え切れねえ。
 ともかく砂の国はバイアンが手に入れた訳ですが、これで帝国側との激突は避けられなくなったんでしょうね。優男の兄貴が継いでも変わらなかったんだろうけど。巻が進むにつれて凄まじい境遇に加えて色々と板ばさみの立場まで増えていく。これほどどうしようもない状況に陥ってさらに落ちていってる少女も中々にいないでしょうね。
 で、史実では皇女はバイアンに嫁いだ、という事になってるらしいが……バイアンから提示された最後の選択、史実にあるように受けちゃえばカリエの話も終ってしまうわけで、出ちゃったんでしょう。それは多分間違い無い、と。で、次はまたエドと二人で着の身着のままでスタートか?

 ところで須賀しのぶ先生、来月出す作品『天気晴朗なれど波高し。』……秋山参謀ですか!?
 以前、『天翔けるバカ』(傑作)でレッドバロンやらゲーリングらが登場するWWTの空戦モノを書いたミリタリな須賀先生、次は海戦ものなのでしょうか、うー。


 つーわけで、未来の首位打者候補、坪井ちゃんが日ハムにトレードになっちまいました。
 死ぬほど惜しいわけですが、彼の今後を考えるならトレードはいいんじゃないかと……いや、日ハムというのは微妙ですが。
 北海道の星になれ、坪井! 君ならパリーグで首位打者になれる!
 で、後は伊達と山田の勝さん。代わって来るのが下柳に中村豊、そして野口な訳ですが……正直、日ハムやったなというトレードに見えてしまうのは私が阪神ファンだからでしょうか。
 野口と山田、比べて力量に差があるかというと疑問を覚えてしまう。確かにヤクルトにいたけどさ。下柳だって鉄腕なのは確かだけど、活躍できるかどうかは本番を見ないと。そりゃ、伊藤さんみたいに活躍してくれる可能性もある訳で、期待はしているのですが。


 日米野球、大変な事になってます。
 三連勝ですか、日本。流石に井川が悪かったから(球速はともかくキレとコントロールが最悪)メジャーも点が取れた訳ですが、向こうの投手も調子悪すぎ。
 本調子でなかったらあれだけ打ち込まれても仕方ないっすよ。まあ、守備として人工芝だから思い切って動けない部分もあるでしょうけど。ドーム巡りはやめてグリーンスタジアムや甲子園でもやって欲しいですなあ。
 ゴジラの方の松井は力入り過ぎてますね。スイングが崩れてる印象。シーズン後半の彼は手がつけられないという印象があったから、かなり悪く見える。値段が下がっちゃうよ、このままじゃ。




11月10日

 ファインモーションな日でありましたとさ。目出度し目出度し。
 あー、今回は鞭が一発入りました、一発だけ……まだ全力で追ってないっしょ!
 二着以下がこれほど目に入らない馬というのはお目にかかったことが無い。敢えて言うなればかのサイレンススズカぐらいだろうか。目をひきつけて離さない、これぞ名馬の証ともいえる。
 有馬記念に出るとしても、一番人気になるんじゃなかろうか、この馬は。はぁ、凄い。


 日米野球、先日巨人とやってボコボコにしたメジャーだけど流石に全日となるとそう簡単にはいかなかった模様。
 まあ、状態が万全じゃない云々は戯言。それは日本側も対して変わらんしね。上原が良かったですよ、あとイレギュラー多すぎ(苦笑)
 しかし、今岡ちゃんは相手がメジャーだろうがホームランの放り込み方は変わらんね。こいつはなんか「よいしょっ」とばかりにホームランを討ちやがって(笑)
 あと、カブちゃん。来年で西武からサヨナラかな。正直、あれぐらい出来たら向こうでも頑張れるだろうし……守備がしょっとあれだが。




11月9日

 「ガンダムSEED」 戦略的に価値のない場所にあるから放置されていたアルテミス要塞。
 ……いや、戦略的価値のない場所に何作ってんだ、地球軍。しかも、なんで鉄壁だとかえばってるんだ、要塞司令。まさか彼は自分が閑職に追いやられてた事すら気付かない無能だったのだろうか(明らかに無能っぽかったが)
 まあ少佐程度の階級に任せるぐらいだから、作った地球軍の方も持て余してたんだろうなあ(苦笑)
 ともかく、地球軍の実態がWWUの時みたいな連合軍らしいことは分かった。太平洋とユーラシアは同盟軍みたいなもんな訳だ。だったら、他国の基地に秘密兵器を無防備に持ち込んだアークロイヤル…じゃなくてアークエンジェル側が悪い。確かにアルテミス側のやり方はお粗末過ぎて後で国際問題になりかねないのも確かだけど、懐に美味しそうな餌が飛び込んできたら横取りは出来ないまでもしゃぶられるくらいは覚悟しておかないと。
 しかし、あそこまで露骨にしゃぶるのは要領悪すぎ。閑職に飛ばされただけある。外交問題になりかねないのに本国と連絡を取った様子も無いし、勝手に他国の新兵器撫でまわすわ、軍人に銃を向けて監禁するわ暴行するわ。あれじゃあ大人の論理や軍の論理という以前の問題。ただの莫迦でマヌケ。

 あと、要塞の耐久度が障子の紙並みなのが泣けた。MS3機が少々暴れたぐらいで爆散って(涙)
 ガンダム系は艦艇にしても要塞にしてもダメージコントロールが哀しいほどダメダメだねえ。ハード面の強化もいいけど、ソフト面も大事だよ。


 西尾維新の『サイコロジカル(上)兎吊木垓輔の戯言殺し』『サイコロジカル(下)曳かれ者の小唄』を読了。
 これはもう最後に赤き征裁(オーバーキルドレッド)が言ったとおりでしかないのか、それとも徹頭徹尾の戯言か。キャラキャラキャラ、それでいい、それが好き。
 気付かなかったのは相変わらず、気付こうとすらしなかったのも相変わらず。繰り返されようと裏返されようと開店させられようと何も相変わらず。そういうこと。
 姫ちゃんが登場したのはちょっと驚き、少しの歓喜。悲惨で終らないのは至言者がいるかいないかの差という事か。つまりはいーちゃんがいーちゃんの思う通り動くと割と最悪に落ち着く。これ、クビシメとクビツリ。クビキリには占い師、サイコロには説教魔がいたが、うーむ。
 結局いーちゃんはいーちゃんでありながら、変わらず動かず止まっていながら今回で……
 つまりは此処で、此処から始まったのか?
 ただそれだけなのかもしれないということ、うーむ。

 あー、潤さんがカッコよくて颯爽で素敵なのも相変わらず。はっぴいー。

 ところでイラスト竹さん、クビキリサイクルの時からさらに友が幼児化していないでしょうか(w




11月7日

 理系ミステリで有名な森博嗣が書いたパイロットもの『スカイクロラ』読了……。
 えっと、これ『戦闘妖精・雪風』ですか? いえ、神林さんの小説じゃなくてアニメの方。
 何となくアレと似た雰囲気を感じてしまった。主人公のナヨナヨっぷりも(w
 別に嫌いな作風じゃないんだけど、空戦モノとして期待すると肩透かしを受ける作品かも。


 で、空戦といえばニトロプラスの『Hello,World.』

 そこでコブラかよっ!?

 個人的印象ですけど、ドッグファイトってビジュアルより文章の方がイメージ湧くのは何でなんでしょうね。
 ともかくニトロプラスはコブラまで使いますか。ちなみにコブラってのは空戦機動の一つ。どんなのかはゲームでプレイしてみてください。あー、でもどんなのか知ってないとイマイチ解からんかも。あの強引極まりない機動、やっぱり好きだなあ。
 ラプターも嫌いじゃないんですが、八岐的にはやはりスホーイ系列の方がお気に入り。しかし、こういうドッグファイトを改めて見ると、ガンダムのMSなんかより戦闘機の方が強そうだよなあ(笑)

 で、『Hello,World.』はメインヒロイン愛原奈都美のノーマルエンドをクリア。これ、本気で長いっす。
 その分、満足な出来なのは確かなんですけどね。しかし、ごっつい内容や、エンディング。
 しかし、ニトロらしいというのか、これは。ヒロインがどうのというより主人公の友永和樹のカッコいいこと。まさに主人公で主役でメインです。ヒロインはメインじゃないもんなあ(笑)
 というか、純子さんに一番惚れとりやす、私(w
 なんで脇で終ってしまうんだー、このヒトは(涙)

 ちょっと苦しいのが、唐突にストーリーに割り込んでくるヒトがあんまり多いんで、なんだこのヒトはと思ってしまう事。
 これは他のヒロインルートを進めば自然とわかるんだろうけど、最初のプレイだと展開的にも訳解からん事が多くてちょっと辛かった。
 声優は全体的に上手い。というか凄く上手い。付いてて良かったというやつか。


 佐藤大輔『真珠湾の暁』の拿捕に成功。
 この語り口、やはり好きなんです、このヒト。




11月5日

 松本大洋著『ピンポン』全五巻読了。
 傑作
 多くは語るまい。この手のは読んでくれとしか云い様がないや。
 やべえなあ、ホントいいや、これ。


 納得いかないマスコミ報道。
 何故かアリアスが期待に応えられなかったダメ外人で規定化しちゃってる。
 マスコミさんよ、バース以降の外国人選手キリキリ連呼してみろよ。涙も枯れ果てるぜ、本当に。
 今までの泣かされ方を思い返してみれば、今年のアリアス、ものすげえ打ちまくったじゃねえか。チャンスに弱いとかいうけどさ、助けられた試合も沢山あったやん。
 30本もホームラン打ったんだぜ。20本打つヤツもこの十数年数えるほどしか居なかったというのに。
 いや、深刻に理解できん。アリアスは成功したケースじゃないのか? それともこれで成功したと思ってるオレっちは暗黒時代に染まりきってるのだろうか……。


 ノリ、巨人入りか。
 どうなんでしょう。個人的には近鉄出て欲しくないんですけどね。
 まあ、巨人は打てる四番は欲しいでしょう。松井の抜けた穴は想像以上に大きい。清原が怪我かかえている以上ね。
 高橋は四番ってタイプじゃないし今は壁にぶち当たってる。江藤はもうあかんでしょう。
 来年、ノリが入らんかったら今年ほど上手く行くかどうか。巨人、今年怪我人多かったのに崩れなかったのは別の人がカバーしたというより、阿部と松井が抜けなかったという方が大きいと思う。
 この二人をカバーできる人材はいるもんじゃないしね(阿部には村田がいるけど)。それは来年も一緒。さあ、大変だ。


 西尾維新『サイコロジカル』、5日発売と思ってたら9日らしい。
 どうりで幾ら探してもないはずだ。


 佐藤大輔の新刊が徳間から。発売は7日だけど、明日拿捕しに行きます。あるかにー。




11月1日

 金本やんがFA移籍を決意。阪神に来るらしい。
 色々と複雑な思いはあるが、彼個人にはまったく含みも無く大好きな選手であるので応援したい。
 しかし、どうなんだろう。阪神の外野には既に濱中、檜山、赤星がいる。誰が外れるのであろうか。檜山、まさかFA移籍しちゃわないだろうな?
 それに坪井。個人的には彼は首位打者になれる器の選手だと思ってるが、ルーキーイヤー以外は怪我や不振、監督との相性もあってか成績が振るっていない。 これで金本まで来た日には出番はかなり少なくなるだろう。元々、代打より一試合を通じて成績を出すタイプな訳だし。彼個人の事を考えると、もしかしたら他のチームに出してやった方がいいのかもしれない。無論、実力でスタメンを取り戻してくれたら文句はないのだが。
 金本もまた大変だろう。甲子園で左打者は苦しい。ペタジーニのようにセンターからライト方向に放り込めるタイプならまだしも、金本のように引っ張り込むタイプはだいぶホームランが出にくくなるのではないだろうか。打率は兎も角として、ホームラン数はどうしても減ってしまうだろう。
 それでも敢えて決断を下した金本には敬意を表したい。片岡というあれだけ苦悩した実例があったにも関わらず、挑もうという気概にはさすが清原とともに球界・格闘技界を通じて日本最強を名乗るだけあると思わされた(誰も名乗ってねえよ)

 阪神といえば、バルデスを解雇してしまったらしい。本気か、星野さん!?
 どうやら監督が二年越しでアプローチをかけていた左腕投手を獲得できたためらしいが……。
 バルデス、来年あたり別のチームで抑えやってそうだな(汗)

 若田部ちゃんもFA宣言。
 地元でヤリタイと言ってるそうだが、彼の地元は神奈川。あるのはロッテと横浜。ロッテがFAで選手を取るとはイメージ湧かないし、やはり横浜か。
 ……いや、君の実力で大丈夫か?(失礼)

 ゴジラ松井、決断したらしい。偉いね。どうも日本にいると目立てないし、良い決断だと思う。
 また来年も、大リーグこれで楽しみが出来た訳だ。ところで新庄はどこにいくのかなあ。あいつ、今年は使われ方悪すぎたよ。来年、期待したいけど。

 ハロワ、ようやく一日目を終了……このペースでいったいいつ終るやら。




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