徒然雑記



2001年分
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――2003年 1月分 2月分 3月〜4月分 5月分 6月分 7月分 8月分




9月26日

 書いても書いても終わらないって言うのは久しぶりかも。無間地獄〜〜
 HDの幕間7の最終話なんですが、多分60kb越えそう。現在54kb
 一旦、途中で盛り上がってる部分を消してしまって首括りそうになりましたが、めげずに空き時間はこればっか書いてました。こんだけ集中して書いたのも久しぶりだなぁ。
 やはり、ガシガシ書けてる時は楽しいですね、はい。
 しかし、群星伝の時は送らせていただいていたサイトに容量制限(40kb)があったので、どうしても切り詰めないといけなかったんですけど(といいつつ、最後の方は盛大にオーヴァーしまくってましたが)、制限が無いってのはいいなぁ。なんぼ書いてもいいんだから。乗ってくると一場面だろうが何だろうが際限なく書いてしまうという性癖が久々に出てしまいました。読者側を完全に無視してますが。ごめんなさい。
 多分、最長になります。

 しかし、自分で思っていた以上に彼が外道になってしまった。後々どうしよう(汗)


 此方も久々に、ろくごまるに氏の『封仙娘娘追宝録』の1巻を再読。
 何度読んでも、というか読む度に、このろくごまるに氏の特異さを実感します。なんというか、在りえない? 少なくとも、この人に似たタイプの作家というのは今なお見たことがないです。
 ろくごまるにの前にろくごまるになく、ろくごまるにの前にろくごまるに無し。
 なので、お願いですから下巻出してください。1万円でも買いますから(涙)
 夏に発売って言ってたのになぁ。


 原監督、中村GM他のプロ野球首脳陣人事についてはまた後日にちょっと書き出してみたいと思います。あと、富士見の新人作品とか。



9月22日

※閣僚人事

 外交は北朝鮮問題だけじゃないんだから、それだけを主眼に置いた人事を行うのはさすがにおかしいだろう。
 とはいえ、高村さんじゃなかったのは素直に残念ですが。


※本

『魔術師オーフェンはぐれ旅』
 終わりましたね………………えっと(汗)
 あれ? 終わったの?

 なんか、マジク以外は完全にほっぽかれてしまったような気がするんですけど、これでいいのか?


『9S』 著:葉山透
 巷では主人公が黒桐幹也な遠野志貴で、ヒロインが両儀式で、妹が遠野秋葉な黒桐鮮花なんだそうですが、なるほど確かに(笑)
 この著者は今までノンタッチだったのですが、これだけのが書けるなら買いですね。
 とにかくストーリーのテンポも良し、アクションもスピード感があってGOOD、主人公二人のコンビもいい感じで全体的には面白かったと叫べます。ただ、ちょっと物足りなくもあるんですよね。主人公の背景が描写不足なせいか、彼の人の良いところがどうしてもしっくり来ない。彼の考えの組み立て方の根拠が解らない。
 ある意味テンポを重視し過ぎたとも言えるのかも知れません。もう少し回り道しても、彼の普段の姿や昔の日常を、今の彼を構成する要素を描いて欲しかった。もう一人の彼のバックグラウンドを描くのに重心が置かれすぎていて、普段の彼についてはちょっと足りなかったという印象。ここらへんって上手い人なら短い一文や僅かな仕草、何気ないセリフや何でもない一場面で気づかないうちに読者の深いところまで登場人物の肖像を刻み込んでしまうんですよね。秋山氏やなんかが特にそう。葉山さんはまだ其処までの域には達していないって所でしょうか。でも、すっげー面白かったのは確かですし、続きも出そうな感じなので期待して待ってます。


『艨艟の堅陣3 ミッドウェー攻略』 著:林譲治
 あっという間に終わってしまったなあ。とはいえ、テーマは描ききったので充分なのですが。この架空戦記というジャンル自体が斜陽で、何巻も続くような作品を出版側が許してくれなくなったという傾向もあるのでしょう。
 林譲治氏自体が最近テーマを限定して、それだけを書くという書き方をしているのもあるのでしょうが。
 ちうわけで、艦隊の防空護衛戦術(今回では対潜も混ぜて艦隊護衛に)を材料にしたシステム論(?)が主眼の作品でした。
 何度も言ってますが、この人の作品には新兵器なんかはあんまり登場しません(時々色々な意味で凄いのが登場しますが)。 この作品でも、やってる事は情報伝達の整理と効率化、抽象的な情報の具体化といったところで、 防空と言いながら近接信管も防空巡洋艦も、それどころか新型対空砲もレーダーさえもありません。ハードウェアは脇において、徹底的にソフトウェア、組織構造、システムに絞って問題解決へのアプローチとしています。
 これ、あらゆる意味で面白いので、読んで見て損はないと思います。






9月21日

 誰がなっても一緒。
 良く聞く言葉だけど、そう偉そうに言えるほど、数居る政治家たちの能力や、何をしているかなどを、知っているのだろうか。
 別に知らない、関心が無いのだとしても、知る手段がないのだとしても、そんな風に言ったらただの知ったかぶりじゃないか。
 正直に、他の人を知らないから解らない。関心がない。そう言えばいいのに、とテレビや紙面で見かける度にそう思う。


※自民党人事

 今朝の毎日新聞には安倍晋三は副幹事長と予想してあった。他のおおよそ目にした新聞でもだいたい山崎拓が幹事長留任としてあっただけに、安倍幹事長は完全に予想外だったはず。安倍官房長という線はあがってたけど。
 ともあれ、小泉純一郎恐るべしである。青木や森なんかが盛んに山崎を降ろせと叫んでいただけに、彼を幹事長から外すのは青木さん方に膝を屈するという悪印象を招く羽目になっていた。ここで青木さん達に擦り寄ったと見られるのは小泉ブランドの凋落を意味する。だから、どこも山崎を降ろさないと思っていたはずで、私もありえないと思っていた。だけど、次の総選挙では女性スキャンダルを抱えた(おまけに裁判で敗訴までやっちゃってる)山崎拓をそのまま据え置くと選挙に差し支える。
 どちらも次の選挙ではマイナスなんだけど、どちらがマシかといえばやはり山崎留任だったのだ。ところが、小泉はここで安倍幹事長というウルトラCを決めてしまったわけだ。凄い。これだと山崎拓を副総裁なんてどうでもいいポストに移しても青木派に擦り寄ったとは見られないし、何かと次の世代の首相候補として売り出し中だった安倍さんを、年功序列を無視して一気に党のトップに置くことで新小泉政権の顔にして、醒めていた世間の目にまた火を入れてしまった。
 民主党なんか青ざめたんじゃないですかね。自由党との合併で微妙に追い風吹いてき始めていたのが、これで一気に胡散霧消してしまった感がある。
 やはり政治評論家の三宅さんが言っていた小泉純一郎は権力闘争が大好きという話は間違いがなく、おまけに下手の横好きどころか際立った手腕を有しているのはもはや誰の目にも明らかでしょう。
 なにしろ、今日の時点で次の総選挙の自民党勝利を手中に収めてしまったんだから。
 この人は本当に世間にもしかしてと思わせるのが上手すぎる。


※サモンナイト

 二週目クリア。ラハール……じゃなかった、スバルEDでした。うーむ、さすがに子供過ぎたか。
 引き続き、三週目に。


※K1

 …………とりあえず、K1グランプリからジャパン優勝者枠を無くすべきだと思います。
 その分、一人はいい選手が出場でき、一つは面白くない試合が減るわけですから。
 大丈夫、もう日本人いなくてもK1はやっていけます。

 サップは凄かった。ありゃ熊だ。あの突撃を見るたびに『そこで巴投げだ!』と思ってしまうぐらいの突撃だ。
 きっと観客席まで翔ぶぞ。

 ベルナルドってあんなにスマート……というか細かったでしょうか。お肉ちゃんと並んだからかもしれませんが、強かった頃の彼は本当に大きく見えたんだけど。往年のパンチ力はもうないのだろうか。
 でも、今日の戦いはGPでの戦闘意欲&自信を高めるためには最良の試合だったんじゃないでしょうか。昔の彼を好きだっただけに、もう一花咲かせて欲しいです。




9月20日

※小泉再選。

 驚いたのは高村氏の議員票が想像以上に亀井・藤井両氏と拮抗していた事。党員票は入らないと思ってたんで、もっと票数は低くなると踏んでたんですが……。思ってた以上に内部の評価は高いのかも。
 贔屓目も入ってるかもしれませんが、討論では一番内容良かったと思うし、話も上手かったと思う。何より、小泉さんに対する批判や派閥の御輿ではなく、自分の意見というものを持っているのが好ましい。もう一度外務大臣という話も出ているみたいで、結構期待はしている。


※ガン種

 最終回近くなるほど醒めてくるってのは辛いよなあ。
 いや、でもナタルさんとフラガさんはがんばったと思う。ヘタれた最期を予想してたので。
 んで、ちょっとこれまで気になってたことを幾つか。

・大天使VS主天使
 これに限らず、種の艦隊戦闘って最初期以外は殆ど真正面に向き合って撃ち合ってなかったですか?
 これって両艦(艦隊)とも完全に停止してない限り、絶対すれ違う反航戦になるはずなんですけど、どう見ても脚を止めての至近距離での殴り合いにしか見えない訳で…………ゼロ距離砲撃戦?

・ジェネシス。
 先週の放送を見てると、地球連合の最上部に位置するアズ君が、これの存在をまるで察知していなかったような描写があったんですよ。ちょっとこれだけの大規模戦略兵器の存在に気づいていないのは信じられないです。迷彩で隠してたじゃんという突っ込みは無意味ですよ。あれは単に視覚的に隠していただけで、あの大規模な施設の建設に関する情報を完全封殺出来るとはとても考えられない。非合法的な情報入手に頼らなくても、物資輸送の流れや経済動向などの公から入手できる情報でも分析さえしっかりしていればそこで何かとんでもないものを造ってる事ぐらいは絶対に解る。
 情報を扱う部署が無能なのか、組織内部の情報伝達能力が枯死しているのか。どちらにせよ、地球連合はヤバい。


※身の程知らず。

 小林雅英を舐めるなぁぁぁぁぁ!!
 仁志と清水で彼を取れると思ってる巨人の人、自分とこの選手を買いかぶりすぎです。
 小林を欲しいならっ…………………………………………木佐貫か上原を出しなさい(釣り合う選手が他に見当たらなかった)




9月18日

※NG設定

せいるさんの所でお見受けしたので。

 便乗だぁ、と思って色々と箇条書きに書き出そうとしてみたんですが、どうにもしっくりきませんでした。
 読者としてのNGと執筆者としてのNGが違うというのもあるのですが、私が面白ければOKという見境の無いタイプだからかもしれません。読者としてのNGは無きに等しいですし。
 とはいえ、祐×香を読めない、北川美汐幼馴染には興味を抱けないなどのNG設定はありますが、これはカップリングの好みの問題ですからね。ゲームとの設定違い云々とは少し違う気がします。
 そもそも私が現在書いている「HappyDays」なる作品は、恐らくはKanonSS(もしくはギャルゲー系二次創作小説全般)の読者が嫌悪するであろう祐一(主人公)とくっつかなかったヒロイン・サブヒロインが祐一以外の男とくっついてしまう話です(とはいえ一年半以上連載していてまだ誰もくっつくに至ってませんが)。その上、物語上必要、もしくは面白いと思った独自の設定は躊躇いなく嬉々としてつぎ込んでる。
 多分、原作主義者以外の人にも嫌われるタイプのSSのはず。
 でも、自分では原作を疎かにしているつもりはないし、これが自分の書きたかったカノンのSSである事に間違いは無い。

 だけど、なるべくなら原作を遵守して欲しいってのも良く分かるんですよ。
 自分だって月姫やデモンベインのSSで変にオリジナル設定が付け加えられてるのを見ると、まず中身を読む前に「うわっ」と思ってしまいますし、多分この「うわっ」という感覚が、カノンのSSでなんでオリキャラなんか出すんだ、とか。なんで異世界に行くんだ!? って頭抱えてる人が抱いている感覚なんだろうというのもおおよそ分かります。

 ……いや、分かっているからといって、どうもしないのですが(w
 「うわっ」って思ってしまうなら、思わないSSを探して楽しめばいいんですし、別に私は「うわっ」って思われたからとて、じゃあ「うわっ」と思われないSSを書きますなんて考えないですし。合わなかったですか、ごめんなさい、以上はどうしようもないとしか思わない人間です。ただ、忌避感を感じるタイプのSSでありながら思わず読ませてしまうという作品を書ければとは思っていますが。

 結局、NGなんてものは個人の基準如何によるもので、その基準は慣れや妥協、また面白いSSに巡り合う事での許可からずれたり拡大したり、場合によったら縮小したりするもんなのではないでしょうか。
 ただ、最近みたく設定として許せるのかどうなのか、あーだこーだと言い合ってると、個人の基準として自分の判断や好み、気分で流動的に推移していたものが、世間の基準として固定されて動かなくなってきてしまっているんじゃないのかなあ、とも思います。それが良いのか悪いのかは一概には判断できないのですが。

 しかし、このNG設定ってのは、文章や構成なんかの技術的なものや力量的なものと違って、他人に否定されても自分でキャラなどをそう捉えているのなら、別に修正しようとも思わないし、言ってしまうと意見を無視してしまってもいいような分野だと思うんですけどね……極論だろうか。




9月17日

 まずは謝罪を。
 先日の雑記、自分ではSSを書くことについての現状を純粋かつ冷静に把握し直しただけのつもりだったのですが、なんだか愚痴めいたものになってたみたいで。結果的に余計な不安を煽り、声援的なものを求めてしまったようで、気にしてくださった方々、すみませんでした。
 今のところ、自分としてもHDを書くことを嫌になってるわけでも、また路線を変更したりしようとしてる訳でもなく、これからも自分の好き勝手に書いて行く事を躊躇っているわけでも自己満足に徹していることに疑問を抱いているわけでもないので、そこらへんは気に留めないでください。
 いや、ただこれって群星伝なんかと比べてあんまり感想書きたくなるような話じゃないよなあと再確認しただけの話でして(苦笑
 それと、面白くなくなったのでは? と思ったのは、やはり面倒・躊躇・暇が無いなどの都合を忘れて読んだ人が思わず感想を書いてしまう、それだけのパワーのある作品を書けてないんだな、と自戒したという事です。これは現実として実際にいただける感想の数で解ってしまうことなので、やっぱりパワーは失われてきたんだろうな、と。
本当に面白くて衝撃を食らわせられる作品だったら、わざわざ欲しいなんて言わなくても感想を書こうと思ってくれる人はいてくださるはずなのですから。実際、来訪者はかなりの数いらっしゃるわけですし。
 それと、やはり自分の中で書いた後の手ごたえのようなものが以前と比べて失せている面があります。
 自分に課すハードルが高くなったとも考えられますが、自分が満足しえる領域にまでなかなか達しない、いやそれなら達するまで精錬すればいいのかもしれませんが、満足できる領域のビジョンが見えなくなってしまっている気がします。
 想像力、集中力、イメージする事、表現を描き出すに必要なだけの言語をひねり出す事、それが出来なくなってきている。
 失せたというよりも、重ならなくなってきたという方が正しいのかも。もどかしいんですよね、最近。自分の思い描くものと実際の執筆が合致しなくて。
 うーん、また愚痴みたくなっていますが……愚痴ですね、すみません(苦笑)
 まあ、現状こんな感じです。すっげー欲求不満ってところですかね。とはいえ、これはここ最近という訳ではなく、既に長いこと患ってる症状なんで、聞き流してください。
 不満を感じるって事は、満足できる作品を書きたいという欲求に苛まれてるって事ですので、執筆意欲が減退している訳ではありませんので。
 とにかくがんばります、はい。


 とりあえず、今はHD幕間7を終わらせた後、一度闇カナをリライトしたいと思ってます。その勢いのまま、続きを書きたいな、と…………誰ですか、あかほりパターンだなとか思ったのは(w
 HD本編の方はそろそろ展開をえげつなくしていく予定です。


※トラトラ

 いや、本気で泣いてしまった自分がかなり衝撃でした。
 帰ってきた赤星を監督が抱きしめたのをみた瞬間、ポロポロっと涙がこぼれて止まらなくなってしまって。
 自分では「ああ、よかったねー」程度の軽い気持ちで優勝を祝福できると思い込んでいただけに、まさか自分がこんなにもこのチームに心身の底からのめりこんでいるとは思いもせず、歓喜する自分とは別の部分で打ちひしがれている自分を発見しました(笑)
 ちょっとこれからは冷笑的阪神ファンなんて名乗れないです。宿業は思いのほか深く刻み込まれていた、という事なのでしょう。参った参った。どうやら、私は自覚していたよりも遥かに、芯からこの性悪女に惚れ込んでしまっていたみたいです(苦笑




9月15日


 優勝しました。

 ありがとう。

 生まれて初めて、嬉しくて泣きました。

 タイガース、大好きです、大好きです。




9月14日

 うちのサイトはヒトケが多いとは言えないので(偏に管理人の怠慢が原因なのですが)あんまり実感がないのですが、先日来訪者が延べ50万を突破していたそうで、ご愛顧ありがとうございます。
 カウンターは一日1200〜2000近く回ってるみたいで、次100万に達するのはどれくらいなんでしょうね〜(計算面倒です)
 しかし、実数は上の数字の半分くらいだとしても、毎日何を見にいらっしゃるんでしょうかねえ? やっぱりSS? 読まれてるの? 単に通りすがりのような気もしないではないのですが、更新した日は増えてるのでやっぱり読まれてるのかなあ?
 と、その割には感想を頂くことも以前よりめっきり減ってしまったので、詰まるところ書いてるSSは以前より面白くなくなってきてるという結果がこうして現れているんだろうかと思う訳で。惰性で読んで貰ってるのかなあ(汗

 実際、エンターテインメント性においては以前の方が心がけていたし、そっち系統の文章技術も前の方が巧く書けていた気がする。書いてる自分も楽しみながら、読んでくれる人にも楽しんで貰えるようにと考えながら書いていた群星伝と比べて、今連載している『HappyDays』の方は(特に群星伝を完結させてHDをメインにしてから)、かなり内向きに、結果的に自分だけが満足してしまうかもしれないタイプの話を作っている、と言っていいのかもしれない。
 まあ、最初からHDはそういう作品のつもりで書いてたから別に反省とか方針転換とかしないけど、感想欲しいです、とは言えないような話だというのは、今更だけど、まあ、そうなんだよなあ、長いのもあるし、こりゃあかんわ、取っ付きも悪い悪い。


※ドナドナ

 『よつばと』で、トラックの荷台に乗って移動するシーンがありますが、あれは公道では違反だったはずです。
 いや、それはいいとして、走行中のトラックの荷台で立ち上がるのは非常に危険です、ってかぶっちゃけ怖いです、メチャこわです。
 昔、どんどん直角になっていくトラックの荷台にしがみ付くみたいなゲームがありましたが、いかれています。マジこわです。
 ちうわけで、土日は4tトラックの荷台に乗せられて疾走してました、訳が解りません。高くて早くてシートベルトもなくてとても怖かったです。マジやばでした(汗
 ちなみに公道ではないので違反ではありません、悪しからず。


※トラトラ

 トラの負けっぷりが凄い。
 彼らの気分次第で幾らでも強くなれたり弱くなれたりするところが、ある意味虎の虎たる所以なのかもしれない。
 強くても弱くても、アホみたいな所が抜けないタイガースを私は愛しています。


※本

『護くんに女神の祝福を!』 著:岩田洋季

 あの『灰色のアイリス』の作者がラブコメに初挑戦!(灰色のアイリスは一巻で購入中止)
 なんか、アイリスと同じ作者とは思えない面白いラブコメだと聞き、期待とともに買ったのですが……
 私は祥子さまと祐巳さんのカップルの方が好きです(更に言えば祐巳×祐麒の方がさらに好きです)

 なんだか一番底辺に当たる部分が安っぽいと感じてしまうのはアイリスの頃と同じで、文体とか作風は変わっても、この、作品の基礎の部分から漂う雰囲気がもう少ししっかりしてくれないと、私はちょっと無理です。まあ、バッサリやってしまうほど詰まらなかったわけではないんですが……うーん。読んでるうちに醒めちゃったからなあ。ラブコメで醒めちゃったらダメでしょう。
 まあ、他にも微笑みに何の重みもないくせに笑顔でやり過ごすキャラは嫌いです。笑顔だけじゃなくてちゃんとしていると言われるかもしれませんが、それがどうした!
 ちょうど『ダディ・フェイス メドゥーサU』で大学生パパが同じヘラヘラ笑いキャラとして笑顔に対して一言随分と醒めたセリフを吐いていたのを読んだ直後だったからかもしれませんが。


※ガン種

 不覚にもアズラエル君のヒステリーに感銘してしまいましたよ、感銘。
 逆上して無茶苦茶言ってるようですけど、あの場合はバジルール少佐よりも明らかにアズラエル君の方が言ってる事が理性的。絶対に、何があろうと、どれほど被害を出そうと、あのジェネシスは潰さなきゃならない。ここは絶対退いてはいけない場面、軍隊が何のためにあるかというと結局は防衛であり、その守る対象そのものが根絶やしになってしまった場合、軍隊なんて残ってても仕方ないんですから。某参謀のセリフじゃないですが、艦隊全部を磨り潰してでもジェネシスだけは潰さないといけません(この場合、最後は負けてもジェネスシさえなければ地球が滅ぼされる可能性だけはなくなりますから)
 彼の発言、言う人の物語的な立場が違ったら、作品内で一番悲壮感に溢れつつ盛り上がって燃えるセリフになりますよ、ほんと(笑)
 でも、ちょっと見直しました。彼は少なくとも無能ではありません。何が一番重要で、そのためには何をしなければならないかを解ってます。以前にも書きましたけど、ナタル女史には決定的に大局的な視点が欠けてるんですよね。あくまで軍事的な視点しか持ち合わせていない(もしくは持とうとしない)。やはり、戦隊指揮官までなら最優秀だけど、艦隊司令官クラスだとちょっと視野が狭いという事になってしまう人のような気がします。


※柔道

 今回の田村亮子は本当に凄かった。
 ヤワラの渾名を拝命した頃の凄みが満ち満ちてました。対高峰戦なんか特に。完全に優勢にも関わらず最後の一秒で背負い投げ一本。一本に拘る闘志、技のキレ。28歳ですが、まだまだこれからですよ、彼女は。
 いやいや、見ていてゾクゾクする大会でした。




9月10日

 レニ・リーフェンシュタール、逝く。
 またひとつ、過去だった昔が、歴史という昔になりました。
 でも、この人はずっと今を生きてた人なんだよねぇ。ついこの間、久々の新作を出したばっかりだったのだけれど。
 いや、それがやはり結果的に思い残す事をなくしたということになったのだろうか。まあ、本人にしかわからないんだろうけど。
 ともかく、感慨深いものがあります。




9月9日

 20分です。
 ドラマ『ウォーターボーイズ』にて実際に行われたシンクロ公演の上演時間です。
 この間、まったく休み無くCMも挟まず、実際に練習を重ねたという出演者たちのシンクロ演技をTV局は放映しました。
 これはドラマです。フィクションです。でも、それが何だって言うんですか。ドラマの出演者たちは、登場人物としてはもちろん、役者としてもこのシンクロ公演を実現させるためにがんばってきたのではないか、そう思わせられる熱の篭った、それでいて楽しそうな演技。エキストラたちの歓声も演技ではなく素の興奮が伝わってきました。
 凄かったです、本当に凄かった。

 一つの事を成し遂げるまでを描いた作品として、私はこれ以上のものを知りません。そして絶後であると信じてしまいそうです。
 やばいなあ、言いたい事は山ほどあるはずなのに、胸が一杯で言葉が出てこない。
 毎週毎週、困難の連続でした。それを乗り越えて目指すものをやり遂げる。それは語り尽くされ使い古され、もう手垢のついた手法です。人は陳腐だとすら言うかもしれません。新しいものじゃないのかもしれません。
 でも手垢がついていたから何だって言うんです、陳腐だなんて誰が決めたんです、新しければいいんですか?
 彼らの夏は本当に素晴らしかった、格好よかった、最高だった。
 それを、視聴するという手段としてでも共有できた事が、本当に嬉しかったです。
 今、自分は本当に感動しています。
 ドラマの関係者の皆さん、本当にありがとう。最高の、夏でした。


※トラトラトラ

 やぁってくれたぜタイガァッスゥ、派手に全開タイガァスゥ、やったやったやったやったタイガァスゥ …… ……
 ってな風に歌ってたのはいったい何年前だったんでしょうねえ?
 毎朝、日テレのズームイン朝で哀しいタイガースソングを歌い、黒星の山に押し潰されて泣いていた辛坊アナも森アナも、今では読売テレビの随分と偉い人になってしまいました。
 思えば私が阪神ファンなどという因果な運命に囚われてしまったのは親父の書庫にあった85年優勝を記念して発売された優勝までの軌跡を記した雑誌の束の所為でした。小学校低学年の頃、夢中になって読んだ初めての雑誌。気がつけば、85年の神話を胸に暗黒時代を生きる勝つ味を知らない阪神ファンの出来上がりでした。
 野球を見始めたのは87年。そう、優勝の夢も覚めた最下位の年からでした。

 スポーツグラフィックNumbers 584
 今号は阪神特集であり、特に18年稗史という特集に心惹かれて購入し、これに目を通しました。
 ……振り返るのは苦痛じゃありません。私にはこの歴史しかないんですから。でも、やはり悲惨でした。醜悪でした、最悪でした。
 成績だけを見れば、同じように苦しんでいるチームはあります。でも、毎シーズンのように繰り返されるお家騒動、阪神本社の無知と横暴と吝嗇の狂気、正気を疑うようなトレードの数々。スター、脇役問わずに無残に捨てられていく選手たち。
 愛憎、という言葉がありますが、まさに阪神ファンはこのチームを愛していると共に、憎悪しているのではないでしょうか。少なくとも、私には確実に憎悪しているという面があります。
 でもね、いい選手はたくさん居たんですよ。ナンバーズに紹介されたダメ虎時代を支えた選手たち。みんなイイやつらばっかりでした。伊藤敦規なんか、いまだになんで一億円プレイヤーじゃなかったのか信じられません。少なくとも、18年のうちの5年は彼にその大半を支えられていました。阪神タイガースが100敗やら110敗やらをせずに未だプロ野球の球団として存在しえたのは彼を筆頭とした中継ぎ投手たちのお陰です。
 弓長も可愛そうだったなあ。クロスファイヤータイプで右バッターにこそ辣腕を振るえたのに、左投手だからと左打者にばかり使われて、数字を落としていった揚句に用済みポイ。船木も阪神に入って失敗した好例。もし、あの初登板の巨人戦でチームが点を取ってやれてたら……彼のあの時の凄まじいスライダーの切れ味はまだ忘れられません。
 今近鉄の投手コーチやってる久保も、これイイピッチャーだったんですよ。ほんま。住友の投げ方面白かったなあ。あの奇怪な投げ方はよく練習して真似してました。御子柴、葛西の下手組みもあかんときはぜんぜんやったけど、やれた時には実際打たれる気のしない投手でした。
 大野進、まだ和田さんが3割を打つ前、当時チーム唯一の三割バッターだった快足の一番打者です。何を考えて彼をダイエーに出したのか、未だに理由がまったく理解できない。本当にこの人だけだったんですよ? 簡単に出塁してたのは。
 北村照文って覚えてます? この人の守備は本当に一品だった。中でも幼心に残るあのホームランをもぎ取った美技。私の中では未だに最高の外野手は北村さんです。
 そして私のファン人生で恐らく今後も一番好きであり続けるであろう選手、田村勤。
 怪我ばかりで本調子でまともに投げたことのなかった彼ですが、今なおピッチングに怖気を感じたのは彼だけです。
 往年の遠山がスライダーで三振を取っていたのに対し、往年の彼は左のサイドスローにもかかわらず直球でバッタバッタと三振を取っていました。本当に本当に凄い剛球投手でした。
 佐々木だとか高津だとか、色々と名高い人は居ますが、私の中では史上最強のクローザーは彼に決まっています。


 右バッターしか存在しない打線。140キロを出せる人が存在しない投手陣。
 かつてはそんなチームだったんですよ。
 そして、未来が存在しなかった。
 隔世ですねえ、ホント。


※野中広務

 色々と悪く言われる事の多いこの人ですが、私は嫌いじゃありません。
 小渕政権の頃から、この人の派閥闘争時のキレっぷりは見事でした。
 加藤の乱なんてものはその代表で、野中さんのただの一言で潰されたと言っていいんじゃないでしょうか。あの一言でみんなビビって尻尾まいちゃったもんなあ。
 兎に角、いまどきの政治家には無い凄みがあった。
 今回もただでは消えていきませんでした。引退宣言は流れを変える事は出来ないでしょう。ですけれど、何の波乱もなくなあなあと進んでいこうとしていたこの流れに一石を投じたその行動に、彼の意地を見ました。
 やっぱり、こういう人は嫌いじゃないんだなあ。


 高村氏はやはり苦しい模様。ただ、実際喋ってるのを見て、個人的な評価はさらに高まってます。
 想像してたよりも喋りが上手かった。伊達に弁護士出身じゃないですね。はしゃいでるだけの亀井さんと比べて発言自体は少ないんだけど、ズバッといいとこ突くんだわ(贔屓入ってるかもしれませんが)。良く亀井・高村・藤井の三氏の喋ってる内容やらスタンスを見ると、各氏ちゃんとそれぞれ違うのに、マスコミは一括り。相変わらずといえば相変わらずなんだけど……はぁ。




9月6日

 うう、新しいキーボードが微妙に使い辛くて腕が攣りそうです。
 という訳で、本日有馬温泉に行ってきました……え?


※お爺ちゃんの誕生日

 大正生まれの家の爺様も、もう九十※歳。ここ数年はさすがに足腰も弱くなり、寝ている事も多いのですが、昔はハイカラな人だったらしくアイスホッケーをやっていたりテニスの達人だったりスキーが上手かったり、満州だかどこかでの麻雀大会で何度も優勝して賞品を根こそぎ掻っ攫ったり、他にもそれこそ昭和前期の時代にはあまりそぐわない武勇伝の持ち主だったりします。
 私の知ってる祖父は寡黙で無表情な如何にも古人という人なので、今でもちょっと祖父がアイスホッケーやったり麻雀している姿が想像できないのですが。
 ともかく、そんな祖父の誕生日という事で、時間が確保できた親戚が集まって、有馬温泉のホテルへと昼食を食べに行ってきました。何しろ祖父が外食が好きな人で、昔は私も良く連れて行って貰ったのですが、最近は外出もままならないので、こういう機会でもないとなかなか外に連れ出せないのです。そんな訳で、親戚の乗用車に分乗して有馬温泉へ。クーラーも効き、ウィンドウも自動で開閉し、カーナビまであって、エンジンも静かなマークUは実に快適で、片道30分近くの行程も苦になりませんでした。これがうちのスターレットだったら……(涙
 さて、肝心の料理ですが……あー、どうやら生まれてこの方、数える程しか上等な料理を食べたこの事のない私の舌は、コース料理というものを受け付けなくなってしまっているようです。ステーキってあんまり美味しくない(w
 まあ、押し並べて評判は悪かったです。ちょっとガッカリ。恐ろしく高かったのになあ(2500円)


 さて、帰宅後、午後6時前についに新パソコン到着。セッティングにデータの移し変えやソフトのインストールなどを終え、現在使用中。感動ですねえ、複数のプログラムを起動させてもフリーズしませんよ!? USBが2.0ですよ!? XPですよ!? ウイルスバスター走らせても強制終了しませんよ!?(マテ
 微妙にキーボードの配置が悪くて使いづらいんですが、これはまあ慣れるでしょう。前回のは5年近く使いましたが、今回も末永いお付き合いにしたいものです。なにしろ、元手が掛かっているので。


※第六大陸 2

 本作で、小川一水は名実ともに日本SF界の主要な作家に名を連ねたんじゃないだろうか。
 導きの星という異星のシビライゼーション小説で既に認められた存在にはなっていただろうが、それにしても……
 本作は月開発のシミュレーション小説と言えると思う。それでいて、小川一水の小説らしく人間たちのお話だ。情熱ある技術屋たちの、希望を持つ企業家たちの、夢を見つつ現実を見ている大人たちの、すれ違う親子の、恋する男女の……そんな人たちの、現実という大地に足を着けたまま、その踏むべき大地の名を月という第六の大陸としようという物語。
 夜空を見上げ、月を見て、遠い世界に想いを傾けたことのある総ての人に読んでもらいたい、これはそんなあり得ないはず無い世界の話なのです。





9月5日

※新パソコン

 現在使用しているデスクトップが五年近くを経てそろそろ寿命らしく、デンプシーロールの如くフリーズやら再起動をかまし出したので、いい加減我慢できなくなって新パソコンを購入。機種は日立のなんたらです(マテ
 日曜日に来るので、それまでにデータの整理をしておかないと。


※本

 上記の理由で大阪まで足を伸ばしたので、ついでに地元では見当たらなかった第六大陸2を初め、色々購入。

 んで買った
ファウストによると『空の境界』が講談社ノベルズから出版されるそうですそうです!!
 現在入手が難しい状態なので、未購入の方には朗報かと。
 逆に、既に購入してしまっている私なぞからしたら、非常にヤバい情報です。また買ってしまうかも(汗
 普通は買わないだろうとか思うかもしれませんが、今日実際に徳間文庫から再販されてるのを発見してしまった佐藤大輔の『征途』を既に新書版で持ってるのに買ってしまったり、京極夏彦の百鬼夜行シリーズを新書と文庫両方全部揃えてしまっている前科を考えると、非常にヤバい。新たに三千円が飛ぶのかなあ(涙

 話は変わって『征途』です。
 これって新書版の方はもう絶版なのかしら? 多くの本屋の店頭から消えているとはいえまだあるのかもしれませんが、とにかく未読の方には朗報です!
 店頭で徳間文庫から出てるのを見てびっくりして思わず買ってしまいましたがな。
 帰りの電車の中で再読して、やはり面白いと再確認。佐藤大輔といえば、『レッドサン・ブラッククロス』を初めとして代表作にあげる作品には事欠きませんが、私個人の見解ではやはりこの『征途』が一番好きなのです。藤堂一家の辿る時間と重ねて描かれるこの世界とは少し違ってしまった日本の戦後。今なお読みなおしても、心にジンと来るんですよね。
 文庫となって値段的にもお買い求めしやすくなってます。オススメです。


『シャイニング・ウィザード 天使が扉を叩く』 著:嬉野秋彦

 スーパーファンタジー文庫で『ハルマゲドン・バスターズ』の表題で連載していた小説が、コバルト文庫に移って再開されて嬉しいなー、と思ってたら、移籍第一作では初読の人に慮ったのか、それまでの話のながれをえらく端折った内容で、あの連中はどうしたんだー!? と憤慨してたら、今作でちゃんと出てきてくれましたよ、ムジカ姉さん(w
 チキチキでもそうだったけど、もったいぶるのはやめてけれ。

 ライトノベル=軽い文章 という構図がある。
 まあこれには色んな人に色んな意見があるだろう。世評的にも個々のファン心理的にも。
 ですが、このライト=軽い に最も適合しているのがこの嬉野秋彦氏じゃないだろうかと思う今日この頃。この人の文章は軽い。それはもう軽くて軽薄とすら言えるかもしれない。でも面白い。じゃあ内容が奇抜で特異なのか? と言われると……わりと良くある話の内容だったりもする。なのだが、妙に目が離せない。読んでいて楽しいのだ、これが。
 はっきり言って自分の中では大好きな作家に位置する人なのだが、何がいいんだ? と聞かれるとどうしても言葉に詰まってしまう。首を捻ってしまう。ただ「面白いんだよ〜」としか言えなかったりする。
 別に萌える女の子が出てくるわけじゃない。熱い男たちが出てくるわけじゃない。『チキチキ』然り『ホルスマスター』然り、この『シャイニング・ウィザード』然り。馬鹿は出てくるが、度し難い程のお馬鹿はごく少数。それが売りという程でもない。
 アピール点を述べてください、なんて面接官に訊ねられたら「……え、えっと……刊行スピードがうえお久光より早い、とか?」と口走ってしまいそうなぐらいなのだ。
 まさしく謎である。まいった、分からない。それでも、私は嬉野秋彦の小説が好きなのだと、これだけは断言して言えるのです、はい。

 しかし、この人本を出すスピードは桁外れに早いのに(一時期はマジで月刊誌並だった)、割と資料はかなり揃えてるみたいなんだよなあ。今回の魔術関連もそうだけど、特に中国の神様なんてどこで調べたんだというようなネタまでさり気に混ざってるし。




9月4日

※高橋留美子劇場

 誰ですか、これをアニメ化しようと企画した人。
 凄いです。
 というか、こういうオタウケどころか一般受けもしないような地味な話をアニメ化しようとしたからこそ、作品自体を丁寧に作れているのでしょうか。
 原作の漫画読んでないんですけど、犬夜叉とは比べ物になら無いくらいに高橋留美子。すっごく高橋留美子の作品を観てるんだなあと実感できる面白さ。
 原作が短編集(?)なので、毎回違う話のオムニバス形式なんですけど、笑えてでもちょっとしんみり浸れるイイ話ばかり。
 ですからお願いだから毎日新聞、留美子劇場とだけテレビ欄に書かないでくれ。本当に分からないから。ステルヴィアもそうだけど、これだってちゃんと高橋留美子劇場って書いててくれたらもっと早く気付いたんだから(涙)

 しかし、関西土曜日のアニメラインナップは強力です(って、土曜以外はろくなんないですが)
 とりあえず、ドッコイダーとエアマスターと高橋留美子劇場だけで一週間満足です。
 あとは世間的には妙に評判悪くてなんで??と思ってた鍋アニメD.Cと、アニメとしては微妙な十二国記、丹羽く〜んで幸せなDNANGEL、燃える展開も終わって惰性になってきた種ガンってところでしょうか、見てるの……多いじゃないか(w


※小泉首相は権力闘争がお好き? ってか大好き?

 何ヶ月か前に政治評論家の人(三宅?)が小泉は世間の印象と違って、権力争い派閥闘争が大好きなんだ、と言ってたんですが、甲子園の始球式当たりからイベントで自己アピールしたり、マスコミ経由で爆弾発言を自民党に投げ込んだりと、異様に楽しそうにパワーゲームの日々をこなし始めたのを見て、大いに納得。
 ある意味あれです。ヘルシングの少佐の「私は戦争が好きだ!」に合い通じるんじゃないかというくらいに楽しそう。現実に橋本派やら堀内派やらが表に裏にの小泉さんの発言やら工作で笑えるほどバタバタしながら分裂し始めたのを見ると、この人好きなだけじゃなくてそっちの手腕も際立ってるんじゃないかとビビります。なんだか、この鮮やかさを見てると、国民の支持がなくなっても小揺るぎもせずどっかと今の地位から動かないんじゃないだろうかとさえ思ってしまうほど。
 少なくとも、この人が国民の支持に胡座を掻いてるだけの大衆受け政治家、じゃない事は間違い無いでしょうね。とても支持がなくなった途端に引き摺り下ろされるような足腰の弱い人には見えない。
 しかし、みんなが思ってたのとは別の意味で、首相ってば自民党壊しまくってるなあ(w
 でも頼みますから、普段の政務の時も「俺、もう飽きた」みたいな顔しないで、今みたいに楽しそうにやってくださいよ、首相。

 わりと総裁選面白いなーとか思いながら見てる八岐でした。




9月2日

※続巷説百物語

 個々の物語が、一つの巨大な物語へと収束していくという点では、実に京極夏彦らしい話だったと思います。
 でも切ないなあ、凄く切ない。何とも名状し難い悲しい話でした。
 読後の寂寥感が何とも言えず、自分がもう少し彼等が痛快な仕掛けを操るのを見て居たかったのだと思わされました。
 小股潜りの又市一味と、語り部である山岡百介との決して越えられない壁。身分の差ではなく覚悟の差だと百介は言っていましたが、やはりもっと一緒に居たかったんだろうなあ。と思うのは、そう感じている読者である私の感傷なのでしょうか。
 切ないです。


※ウォーターボーイズ!!

 いや、エンディングの映像を見ていれば想像は出来たのでしょうが……まさかこうもあっさりと新入部員認めちゃうのかぁ。
 でも、それが凄く清々しくて、やっぱりおまえ等最高だぁぁ!!
 普通、この手の青春スポ根モノは、頑張ってきた連中だけでフィナーレを迎えるものです。彼等はこの5人で頑張ってきた。毎週毎週これでもかと見ている此方が挫けてしまいそうな難題を乗り越えてきた。ならば最後までこの5人で……と考えるのが当たり前だろうに。最終回前で、これ以上無く盛り上がりました。テレビ画面での事なのに、ワクワクしています。
 来週のシンクロ公演、本当に楽しみです。

 ……トビウオ三兄弟、言われて見れば喋ったの初めてだ(笑)




9月1日

※雨漏り

 30年前ならともかく、今の時代、雨漏りを経験したことのある人がどれだけいるのでしょうか。
 うち、今年で築23年ぐらいになるでしょうか。元々、素人が図面を引いたような妙に住み具合の悪い家なんですが、この間の阪神大震災で色々とガタが来たんでしょうか。微妙にヤバい感じだったんですが、去年ぐらいからPCの置いてある和室の出窓らへんが、大雨の降った時に雨漏りするようになってしまっていたのですが、土曜日にとんでもない事になりまして。
 一昨日は特に強い雨が降ったんですが、雨漏りというより穴空いてるんじゃないかって位に隙間と言う隙間からボタボタボター!!
 もはや水滴がポタポタじゃありません、蛇口を閉め忘れた時みたいに雨水がジョロジョロジョロ〜〜と落ちてくる落ちてくる。十分と掛からず満杯になる洗面器、びしょ濡れになる畳み、飛び跳ねる飛沫、PCピーンチ!!

 いや、もう大変でしたと言いましょう。

 んで、次の日が日曜日だったので、弟と一緒に屋根に登ってあーだこーだと大論争。屋根の上で議論するなよ。
 とりあえず怪しそうな亀裂やら樋を、防水シールで塞いだり、(何故かある)セメントを捏ねて塗りつけたりと片っ端から応急修理。さて、次の大雨の日が楽しみです。


※読書中

 はい、現在『続巷説百物語』を読破中。いやぁ、正直言ってしまうと『陰摩羅鬼の瑕』より面白いかも。
 京極堂の憑き物落としではありませんが、小股潜りの仕掛けがまた鮮やかで。しかも今回は微妙に短編総てが繋がっているご様子。又市の仲間達の過去や素性も明らかになっていき、登場人物に対する愛着も湧いてきました。
 時代が江戸時代故に、怪異や妖物がまだ身近な時代だけに、戦後すぐという京極堂の百鬼夜行シリーズとはまた違った雰囲気で、言い感じです。
 一応一話一話区切りがあるので、途中休めるので助かってます。

『僕はイーグル 悲しみの亡命機』は読了。
 これは、帯の押井守の紹介文につきるでしょう。泣けます。登場人物が可哀想で泣けるって話はそうそうないだろうなあ。
 あ、でも登場人物の悲惨さ加減では一巻二巻の方が極まってました、はい。
 今回はなんか主人公ばっかり出やがって(当然です)、お姉さんが全然登場無し。前作より一年が経ってるので、既に彼女も28ぐらいのはず。そろそろヤバいんでないかい?
 しかし、これ『巷説』の半分くらいの暑さで同じ1300円……うーん。


『イリアの空、UFOの夏 4』

 いろいろな人がいろいろな事を語り尽くしているので、私が特に言おうと思うことはあまりありません。
 ただ何処かで見かけた『イリアにはロボが登場しなかった』という話。多分、これに尽きるんじゃないかなあと私も思います。
 GARP然り、クリスマス然り、ルーク然り。
 人間が決して持ち得ない純粋さ高潔さを引きうけてくれた彼らが居ないイリアは、どうしようもなく人間達だけの話にしかなり得なかったのかもしれません。


※ゲーム

『サモンナイト3』、まず一週目ベルフラウED。
 主人公がのんびり屋な所為か、年齢が一回り違うはずなのに、姉さん女房風味になっちゃってます(笑)
 後半かなり積極的だし、こういうハキハキした子はいいなあ。
 ああ、ですが番外編の大人になったベルにはちょっとガッカリ。性格的にも見た目的にも落ちつきすぎ〜〜。

 番外編はクリア後にある条件をクリアしてたらサモナイ2のキャラたちでプレイできる文字通りの番外編なのですが……2と3の間ってマジにだいぶ時間が経ってるのね。ちょっとショック。
 いやさしかして、この番外編はまさにパッフェルさんの為に用意されたようなパッフェルさんシナリオ!!
 あたしゃ、ちょっと涙ぐんでしまいましたよ、パッフェルさん。パッフェルさんいいなあ。そして、若かりしパッフェルさん格好良すぎ。2でチラリと過去の境遇を話してましたが、これほど違うキャラだったとは思いませんでした。
 そして、個々のキャラクターは3には劣るかもしれませんが、みんなが集まったときの掛け合いに関しては2の面々の方が上ですねえ。見てて楽しいや。フォルテとケイナのドツキ漫才も健在だし、アメルのお惚けも、ケルマとミニスの口喧嘩も。おまけにハサハの大人バージョンも見れて満足満足。しかし……フォルテとケイナ、会話から推察するに、既にヤッちゃってるのか(w

 つーわけで、2週目に突入しました。次も主人公は男のレックスでやるつもりが…………アティ先生の魅力に負けました(涙
 アティ先生とクールボーイのコンビで2週目開始。一応もう一回生徒EDのつもりですが、カイル船長もだいぶいい感じらしいので、まあ成り行きで決めますわ。


『こころナビ』

 姉属性の私ですが、決して妹が嫌いな訳じゃありません。
 もしかしたら、単に自己主張の薄い儚げな女性キャラが苦手なだけかもしれません。妹キャラってそういうのが多いですし。いわゆる、主人公に依存してるタイプ?
 なのでシスプリなんか全然興味ないんですが、良く考えると末莉やら春花やら音夢やら佳多奈やら秋葉やらわりと節操なく妹キャラにもハマっている自分がいます。
 とはいえ、こうした面々はあくまで義理の妹達。さすがに実妹というのは想像だにしませんでした。
 クールビューティー凛子。概して一度恋愛関係になってしまうと極端に性格が変わって甘えてきてしまい、お前誰やねんとなるキャラが多いのですが、凛子は凛子のまま。その上で禁断の関係へぇぇぇ!!
 冷めてるのか熱しているのか分からんのが可愛い、可愛い、可愛い。このエロエロめぇ(錯乱
 黒桐妹よ、禁忌はほんに蜜の味じゃぞ〜









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