魔法戦国群星伝





< 第十四話  決戦の序曲/北の戦場  >




カノン皇国  水瀬城

「じゃあ行ってくるな。あゆ、食い逃げして捕まるんじゃないぞ」

「うぐぅ、そんなことしないよっ」

「祐一、あんまりあゆちゃんのこといじめたらだめだよ」

「ははっ、じゃあ天野、こいつのこと頼むな」

「はい、お預かりします」

出陣する祐一と名雪を、今回は居残りとなるあゆ、栞、美汐、真琴の四人が見送りに出ていた。

「あぅ〜、祐一、お土産よろしくねー」

「あっ、真琴ちゃんずるいです。祐一さん、私の分も忘れないで下さいね」

「ねーって、そんなの」

「いいな〜、私も欲しいな」

「名雪ぃー、お前はどちらかといえばお土産を買うほうだぞ」

「あっ、そうだね。じゃあ美汐ちゃんはおせんべいでいいかな」

「………何故お煎餅なのでしょう」

「だから買わねーって」

「うぐぅ、タイヤキ…」

「はあ、相沢さん。漫才はいいですから、早く行ってください」

「へ〜い。じゃあみんな、行ってくる」

「行ってきま〜す」

「「行ってらっしゃ〜い」」





「みなさん、無事に帰ってきてくれるといいですけど」

和やかな時の後、皆がなんとなく口を閉ざした沈黙の中、栞が小さく呟いた。

そこに微かな翳りを感じた美汐は少し眉を動かした。

自分のお姉さんもまた戦場へと向かっているのです。心配も一入でしょうに。

ふと背中に視線を感じて美汐は振り返る。少し戸惑い気味というか迷いの見えるあゆと視線が交差した。

「あゆさん? なにか私に?」

声をかけられた事で踏ん切りがついたのか、あゆは恐る恐る切り出した。

「あっ、えっとね。美汐さん、ボクに魔術教えてくれないかな」

パタパタと手を振りながら言うあゆに美汐は首を傾げた。

「魔術? 何故ですか?」

「うん、ボクね。ボクもみんなの役に少しでも立てたらなって。ボク、みんなと違って何もできないから」

「それで魔術を習おうと……」

興味津々に盗み聞きしていた栞が口を挟んできた。

「そういうことなら、私も習いたいです」

「あぅ、あたしも」

美汐はふぅとため息をつくと、割り込んできた二人を睨みつけた。

「栞さんは部隊編成でいろいろ忙しいでしょう。真琴はもう妖術を使えるじゃないですか」

「えぅぅ」

「あぅぅ」

「で、あゆさん。私の専門は符法術です。これは即席で身に付けるには難しすぎるんです。一番簡単な術でも習得まで普通一年はかかります」

「うぐぅ、一年はちょっと…」

「初心者は魔導術の方が簡単なのですが……、私では本当に基礎的なものしか教えられませんよ」

如何したものかと眉を傾けながら言った美汐の言葉に、突然、偉そうな声が割り込んできた。



「なら、我輩が教えて進ぜるぞ」



足元から聞こえてきた声に皆の視線が集まる。

猫が座っていた。

猫はクイクイっとヒゲを擦ると、ぴょこんと真琴の頭の上に飛び乗った。

「うぐぅ! 猫が喋った?」

眼を白黒させるあゆに美汐は呆れたように瞬きをする。

狐が化けて人間の姿をする世界で別に猫が喋っても不思議はないでしょうに……

当の狐は頭に乗っかる猫に文句を言っていた。

「あぅ、ぴろ〜。いままでどこいってたのよ〜」

「ふん、あの猫狂いの娘がいる城なんぞ、そうそう近づけるか。前なんぞ、捕まって首をへし折られそうになったわ」

思い出したくもないと牙をむき出して顔を歪める猫に、あゆも思い出したように顔を強張らせる。

「うぐぅ、それボクもやられた」

「ふむ」

猫はなめるようにあゆを眺めた。

「お嬢さん、名前は?」

「えっ? あっ、月宮あゆです」

「あゆ殿か、我輩の名は………まあ色々あるのだが、現在は「ぴろしき」という名を貰っておる。「ぴろ」で良いぞ」

「うん、ぴろさんだね。でもなんで喋れるの?」

「うむ、喋る猫だからだ」

「うぐぅ、ぴろさん意地悪…」

「少し話を戻しますが」

自己紹介が終わったのを見計らって美汐が割り込んでくる。

「先ほどあゆさんに魔導術を教えると言いましたが、ぴろ、あなたは魔導術は使えたのですか?」

美汐の疑問にぴろは何を詰まらん事をと言わんばかりにヒゲを立てて答えた。

「流石に全部は使えはせんが、理論なら最新のものまで習得済みだ。教えるだけなら造作もない」

美汐はこの猫とかれこれ十数年近い付き合いだったが、初めて知るその事実に少し憮然としながら言った。

「今まで全く知りませんでした」

「別に使う必要もなかったからな」

「それはそうですが……分かりました。ではお任せします」

「うむ…ああ真琴、お主もこい。最近妖術の訓練を怠けておるだろう。お主の祖母殿から任されておるからな、容赦はせんぞ」

「あぅ、わ、わかったわよぅ」

「栞殿も仕事が終わった後ならば、多少授けて進ぜるぞ」

「わぁ、ありがとうございます」

「うぐぅ、二人ともがんばろうね」

きゃいきゃいと喋り始めた三人に、真琴の頭から飛び降りたぴろは、とことこと美汐の足元に歩き寄った。

「お嬢、ここに来る前にちと耳に挟んだのだが、あのあゆという少女、記憶喪失らしいな」

「ええ、どうもそうらしいですね。自分の名前以外何も覚えていないそうです」

「そうか……で、お嬢、お主気付いておるのか?」

「えっ? なんのことですか」

戸惑った表情を見せる美汐にふむ、とひげを擦ったぴろは頭を振った。

「いや、分からんのならいい。大した事では無いしな」

そう言うとぴろは楽しそうに喋っているあゆを眼を細めて見つめた。

そうか、美汐お嬢も気付いておらんか……。あの少女……一体……。 





現・帝国占領下  皇城スノーゲート

「動いたのか!?」

占領下に収めた皇城「スノーゲート」の一室に駆け込んだ皇帝 藤田浩之は入ってくるなり叫んだ。

「それがなぁ、水瀬秋子嬢の部隊が別行動みたいだねぇ」

馬面の妙に老成した男、帝国一六翼将の一人であり帝国の治安を司る帝国憲兵総監 長瀬源三郎が浩之の勢いを反らすようにゆっくりと答えた。

「長瀬さん、そりゃ…」

「う〜ん、やっぱり柳川の方に送ったんだろうねぇ」

魔王大乱以前、同じ一警吏だった後輩の名前を出しながら、長瀬は眠そうにあくびをした。

「じゃあ、カノンは水瀬軍抜きでの決戦を覚悟したってわけだ。さすがに柳川勢がこっちに加わったら勝てないと判断したのか」

開いた席に座った浩之はそろった面々の顔を見渡した。

「で? こっちの準備は?」

「O・Kネ。いつでも出れるヨ」

グラクティカ連合帝国内のウェルズ公国出身の商人を父に持つハーフの女性、宮内レミィが元気よく答える。

「よっしゃ!! 全軍出陣だ。目指すはカノン主力軍!!」

カノンに続き、東鳩帝国の主力軍も長瀬の憲兵軍を残し皇都を後にした。

両軍相打つ戦場は、カノンの中枢に位置する「ものみヶ原」。

約十五万の軍勢が集結した、三華大戦最大の決戦が始まろうとしていた。











とその前に―――

カノン皇国北方域  斉藤城城内

今、黙して佇む斉藤伯爵の周囲では、怒号と鎧が軋む音、そして銃撃音に悲鳴という戦場音楽が渦巻いていた。

戦巧者として知られていた斉藤伯爵にとって、この状況は屈辱以外の何物でもなかった。

現在、彼の居城である斉藤城は柳川伯軍二万七〇〇〇の攻撃を受けて陥落寸前である。

先日行われた北領会戦はカノン軍の完全な敗北に終わっている。

斉藤伯の下に集まった二万のカノン北方軍は柳川軍三万に完膚なきまでに蹴散らされた。

元より数が違う所に加えて、急場の寄せ集めである斉藤軍と、その圧倒的攻撃力で知られる柳川軍とでは勝負は最初から決まっていたと言ってもいいだろう。

結果、二万の兵は四散逃亡し、城に篭もった兵力は斉藤伯爵直属の兵 三一〇〇だけであった。

それも包囲されてからの僅か一週間で二二〇〇にまで減らされていた。

ここを突破されたなら柳川軍は主力との合流を果たしてしまう。
それは嫌ほどわかっていたが、篭城戦を得意とする斉藤としてもこの場を維持するのはもはや不可能であった。
いや、斉藤だったからこそ持ちこたえたと言ってもいい。
僅か三〇〇〇で彼の柳川軍団を相手に一週間城を持ちこたえる事ができる将は、このグエンディーナ大陸には彼以外存在しなかった。

最も…それも陥落寸前の今となっては虚しい事実だが

篭城戦と共に不正規戦についても『霞斉藤』の異名を持つほどのエキスパートである斉藤としては、城を脱出しての後方撹乱も考えたが、こうも包囲がきついとそれも難しかった。





「東門突破されました!!」

「東郭は放棄!!」

素早く命令を下しながら斉藤は絶望感を抑えきれなかった。

あと半日ももたないな……。

自分の出した結論に内心動揺したのか、ふと暗澹な思考が回る。

かくして斉藤くんは霞の如く舞台から退場するというわけか……畜生! 認めてやろうじゃないか。でもな、ただで消えると思うなよ! 精々派手に暴れてやる!

斉藤は覚悟を決めると被っていた兜を目深に被りなおし、城中に響き渡らんかのような大声で叫んだ。

「第一隊を除いた全軍は中央郭に集結! 敵軍に突撃する! 第一隊はこの隙に抜け穴より脱出して後方撹乱を…」

「伯爵!! 待って下さい!!」

その時、斉藤の声を遮るように側近の一人が猟師の姿をした一人の男を連れて走り寄ってきた。

「なんだ?」

「抜け穴を通って使者と名乗る男が…」

説明する側近を押しのけて、猟師の姿をした使者が斉藤に懐から取り出した手紙を渡した。

手紙を一読した斉藤は無言で傍らの側近にそれを渡す。それを読んだ側近は思わず興奮に震えた。

「伯爵、これは…」

「ああ」

頷いた斉藤はニヤリと笑みを浮かべた。

「どうやら俺はまだ忘れられていなかったらしいな。もう一仕事できそうだぞ」




カノン皇国北方域  斉藤城城下 柳川軍本陣

「東門突破しました。現在東郭を攻略中」

順調に敵を追い詰めていく自軍の報告を聞きながら満足そうな、しかしどこか物足りなさそうな表情を浮かべていた柳川は、自分の参謀長である阿部貴之が慌てて走ってくるのを見つけて少々驚いた。

「どうした貴之、お前が慌てるとは珍しいな」

「物見がこちらに接近する敵軍を発見しました。4時間以内にここに来ます」

「ほう、カノンはこちらにも軍を出したのか。で? 相手は」

「『完全なる青(パーフェクト・ブルー)』…水瀬秋子公爵です」

「それは……」

おもわず絶句する柳川。

「カノンも思い切ったことを……。まさか主力を裂いたとはな」

「こちらがそれだけ評価されているってことですかね」

「ああ」

生応えしながら柳川は苦々しげに辺りを見回した。
斉藤城は山城であり、攻撃する柳川勢も木々に囲まれた山地に広がっている。

「ここでは全軍を展開できないな」

「ええ、それどころか、下手をすれば城内の敵と挟撃を受ける可能性もありますよ」

「……二時間で城を落とす事は可能か?」

余り期待の篭らない声に、貴之は首を振った。

「……無理ですね。敵の士気もいまだ旺盛です。最低半日はかかりますね」

「くそっ、最悪のタイミングだな」

毒づいた柳川はしばらく黙って城を睨みつけていたがしぶしぶといった様子で切り出した。

「しかたない、三〇〇〇ほど城につけて水瀬の迎撃にまわる」

「ここからしばらく西にいくと盆地があります。そこなら大軍を展開できますよ」

柳川は目で同意を示すともう一度いまいましげに城を睨みつけた。

つられて城に目を向けた貴之はかすかに眉をしかめ、呟いた。

「しかしあの「霞」を三〇〇〇で完全に閉じ込められるかどうか……」




カノン皇国北方域 斉藤城城内

「第九隊脱出を完了しました」

部下が寄越した報告に斉藤は満足そうに頷いた。

城の各所に配された抜け穴から、既に二二〇〇の兵のうち、二〇〇〇の軍勢が城外に脱出している。

もし、柳川軍団が攻撃を続けていたならば、とても脱出の余裕はなかっただろうし、脱出したとしても敵の包囲を抜けれるとは思えなかった。

だが、今柳川軍団の殆どは水瀬公爵軍の迎撃のためにこの場にはいない。

たかだが三〇〇〇の兵の目を誤魔化すぐらい、斉藤には容易い事だった。

「じゃあ、後は頼むぞ。一日稼いでくれたらそれでいい」

「任せてください。一日と言わず何日でも騙して見せますよ」

「無茶はするなよ。二〇〇の兵力は貴重だからな。予定通り『第一一七地点』を合流地点とする」

「ハッ!!」

返礼する部下たちに頷いてみせると、斉藤もまた城外へと繋がる暗がりへと姿を消した。



柳川軍団の参謀長 阿部貴之の危惧は直ぐに現実のものとなった。
柳川軍団が去った後、斉藤は一部の兵士を残し城より脱出。
残った兵士たちの偽装工作により、包囲を強いていた柳川軍残留部隊三〇〇〇は、斉藤勢脱出の事実に丸二日気付かなかった。
この間に斉藤勢二二〇〇は帝国軍の追撃を振り切り、その存在を完全に消してしまう。
その後斉藤勢はカノン北東部で大規模なゲリラ戦を開始。補給路をめぐって雛山勢との壮絶な激戦が繰り広げられる事となる。




カノン皇国北方域 斉藤伯爵領 赤種盆地

カノン北部は斎藤伯爵領にある赤種盆地。

この地にて、大盟約世界最強とすら噂される水瀬公爵軍一万二〇〇〇と、その破壊力においては帝国随一を誇る柳川伯爵軍二万四〇〇〇は激突した。



「はぁ…」

戦況をじっと見守っていた松原葵は溜息をついた。

戦闘が開始されてから既に三時間が経過している。

当初、火縄銃での銃撃戦から始まった戦いは、柳川裕也が率いる本隊の突撃をきっかけに槍同士の叩き合いとなった。

柳川は一気に勝負を決めるつもりだったが、結局攻めあぐねた挙句現在は膠着状態という形で睨みあっている状態だった。

今回、切り札という形で予備軍後方待機中の葵だったが、戦況がこれでは未だ出番はなかった。

葵は決して攻撃的な性格ではないが、出番なしというのは流石に堪える。
さきほどの溜息も動けないこの状況に対する焦燥からだった。

部下の視線を感じて居住まいを正した葵は再び戦場へと目をやった。

およそ倍する敵に対し、水瀬軍はまったく押された様子もなく戦線を維持している。

羅刹(トイフェル)』という悪鬼の名で恐れられる柳川が攻めあぐねていた。

常に彼の強さを傍らで見続けた葵にとって、それは驚愕に値する事実である。

同時に疑問が浮かぶ。

何故、水瀬軍は攻勢に出ないんだろう…。



最前線で指揮を取っていた柳川も、葵と同じ疑問を感じていた。

自ら部隊を率いて突撃したのはいいものの、結局押し切る事もできず戦況は再び距離を置いた睨み合いに陥っている。

「この膠着状態は水瀬が押してきたなら、直ぐにでも崩れますよ。でも、向こうは動かない。まぁ動いたとしても別に負けるつもりもないですけどね」

陣中で側に控えていた貴之が難しい顔をして黙り込んでいる柳川に語りかけた。

「だが、水瀬は動かないだろうな」

「ええ、水瀬は明らかに守備的思考を持って戦いを行っています。これは時間稼ぎと考えていいのか……」

「ああ、だが何故だ。本来時間稼ぎを考えるのはこちらだろう。数的に劣っているのはカノン軍のはずだからな。水瀬は多少無茶をしてでも俺たちを撃破して本隊の援護に回りたいはずだ」

「だからこそ、相手の考えが読めないんですが……。まあどちらにしてもこの戦、長丁場になりますよ。両軍とも決戦には参加できませんね」

「ああ、しかたないな。だが相手は天下の水瀬軍だ、精々楽しませてもらうさ」

そう言うと柳川は笑みを浮かべて空を見上げた。

その表情に帝国本隊が敗れる可能性など微塵も想像していない。

空は夕闇に沈もうとしていた。



同じ頃、水瀬秋子も南の空を見上げていた。

その方角にはカノンの中央部に跨る平原、ものみヶ原が広がっている。

「あと二日…ね」

誰とも無くかすかに口ずさむと、秋子は陣中へとその姿を消した。



   第15話へ続く!!





  あとがき(最近はあとがき風ミニ小噺)

八岐「ふう、やっとカノン組は全員出せたかな」

祐一「ぴろに斉藤か? 相変わらず良い役振るよな。斉藤なんて出てもヤラレ役だぞ普通。……あれ?」

八岐「どうした?」

祐一「これ、14話だな?」

八岐「……そうだけど」

祐一「…13話は? 俺出てないぞ」

八岐「俺も出てないよ」

祐一「そ、それじゃあ前回はあとがき無しだったのか!?」

八岐「…相沢君、別に作者と主人公がいなくてもあとがきはできるのだよ」

祐一「……俺ら抜きでやったのか!?」

八岐(コクコク)

祐一「…ふ……ふふふ……も、もうあとがきですら俺を必要としてないのか……

………………

いやだぁぁぁ、せめてあとがきだけは俺のモンだぁぁぁぁ(泣)」

八岐「…最初はあとがきでるの面倒くさがってたクセに。大体あとがきだけって本編でもちゃんと活躍するって、心配しなくても」

祐一(疑いの目ぇ〜)

八岐「ほんとだって……なあ、ちょっと疑問に思ったんだけどさぁ」

祐一「なんだよ」

八岐「君…実は相沢の振りをした北川じゃないのか? 前にも言われてたけど、キャラクターがもうまるで出番のない脇役そのまんま」

祐一「……お…お前が……お前がそういう風なキャラクターにしたんじゃろーがああああ(怒怒怒)」

八岐「ちょっ!! またかよぉぉ!! 最近切れやす過ぎやぞ相沢ぁぁ、ぎゃぁぁぁ」



急遽幕が下ろされる。

トコトコと舞台脇から一人の女性が登場。ペコリにお辞儀をする。

セリオ「こんにちは、前回に引き続き再度あとがきを任されることになりました HMX−13セリオです。
人間という種族は野蛮で困りますねぇ。私の主人である綾香様も普段から……コホン。
とりあえず終わらせろとの事ですので次回の予告を以って終わりとしたいと思います。
次回は第15話『勃発 ものみヶ原会戦』 やっとメインの合戦に辿り着けたようですね。
それでは稚拙な駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
またお会いできると嬉しいですね、HMX−13セリオでした」



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